ウィル・オスプレイがケニー・オメガ戦決定前に明かしていた“本音”

2023年1月4日の東京ドームで遂に実現が決まったウィル・オスプレイとケニー・オメガの直接対決。

過去のインタビューを見返しても、オスプレイはケニーの態度をとにかく不愉快に感じていることが伝わってきます。

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また、ケニーが挑戦を表明した後のバックステージコメントでは、新日本がようやくコロナの危機から抜け出し始めたタイミングで復帰を宣言してきたことに怒りを感じているようです。

オスプレイ「ゴールデン・ボーイが戻ってくるのか。アイツにとってはパーフェクトなタイミングだな。

みんなも最高のタイミングだと思うか? やっとニュージャパンが(パンデミック)から復活しようとしてるこのタイミングでな。しかもそれはUNITED EMPIREや他のレスラーたちの頑張りがあったからのことだ。

これで他の奴らも続いて戻って来たがるだろうな。忠誠心より金を選んで出て行った奴らがこぞって戻りたがるだろう。
多くの奴らがこう思っているだろうし、俺だって間違っているとは思わない。俺はケニー・オメガの陰に隠れていた、そうだろ? 自分でさえ認めるよ。

俺はケニー・オメガとは違う。日本語だって話せない。アイツは特別だよ。だからロールモデルとして目標にしてきたんだ」

引用元:新日本プロレス

オスプレイ「今度は俺のホームでオマエが俺と対峙することになる。このリングで俺はオマエを超えたと証明する! レフェリーのワン、ツー、スリーで、俺がオマエを見下ろす。

もう陰に隠れているのは俺じゃない、オマエの方だ。そして、俺はようやく『俺はケニー・オメガを超えた』と声に出して言える。

オマエが初代USヘビー級王者だった。だからベルトの価値を高めるに相応しい最高の相手だと言えるだろう? IWGP USヘビー級王座を懸けてケニー・オメガ対ウィル・オスプレイが実現する。

かつてオマエに『これからはオマエがニュージャパンを率いていかないといけない』と言われたことを覚えている。そうだ、俺がここまで率いてきたぞ! オマエには到底成し遂げられなかったことを俺はしてきた。

でもオマエときたら俺がここまで動かしてきた遊び場に今になって加わりたいと言っているんだ。俺がこの団体のためにどれだけのものを犠牲にしてきたかも知らないで。

だから俺は今もここでこうしてこの赤と金色に光るこのベルトをしっかり巻いているんだ」

引用元:新日本プロレス

果たして、オスプレイはケニーの試合に対してどんな想いを抱えているのでしょうか?

その一つの答えとなる言葉を、オスプレイは過去のインタビューで語っています。

9月にAEWで実現したケニー&ヤングバックスとの試合が終わった後、オスプレイはMonthly Puroresu のインタビューに登場。この時はオスプレイのAEW出場が終了し、2人の今後がどうなるかは全く分からない時期でした。

このインタビューの中で、自身と同じく新日本外人選手のエースであるジェイ・ホワイト、ユナイテッド・エンパイア、ジュニアからヘビー級転向について

そして、ケニー・オメガとの対戦について語りました。

目次

ジェイ・ホワイトについて

彼は俺の事が嫌いだろうね。俺も彼のことが好きじゃないけど。

彼が成し遂げてきたことは尊敬に値するが、決して自分一人で実現したわけではないと思うと、自分のキャリアに置き換えて考えたら満足することはできないね。

始めてタイトル獲得した時以外は、彼はいつも外道のサポートを必要としているからな。

だから、彼のレスラーとしての才能を奪ってしまうことは、新日本プロレスのあるべき姿を表していないと思うね。

俺のことを嫌なヤツ、エゴの塊、ひどいヤツと思うのは勝手だ。だが、俺は自分の実力が足りないからと言って死を恐れることはないぜ。

正直なところスキルの面で言えば俺は世界最高のレスラーだと思うが、IWGP世界ヘビー級王座は今のところジェイのものだ。

でも、もし俺たちが1対1でメインのベルトを争うことになったら、非常に面白いことになると思う。
日本のプロレスファンもどっちが真の外国人のエースなのか知りたいだろ。

ユナイテッド・エンパイアについて

俺達は自分たちの状況に不満を抱えている者たちだ。

俺たちはみんな違ったものを提供し、リングでのスキルを磨いている。

俺たちは共に新日本プロレスのトップに駆け上がろうとするグループなんだ。

ジュニアからヘビー級への転向と得意技への影響

ありがたいことに小さい頃からプロレス技をやっていたから、体重が増えても身体が覚えているみたいなんだ。

シューティングスタープレスや450スプラッシュは、86kgから100kgになったことでより効果的な技になったね。

ケニー・オメガの片翼の天使はもう使わない

片翼の天使はもう使わない方が良いことに気付いたよ。

あの技は強力だがトレーニングの末に完成させた技じゃないし足元を掬われかねない。

ケニー・オメガを怒らせるためだけにリスクを冒す価値はないんだよ。

ケニー・オメガとの対戦の可能性について

ケニーも俺との一対一の対決が素晴らしい試合になることは理解しているだろうし、アイツをボコボコにするのをどれほど楽しみにしているかはもう言葉にできないな。

俺には二面性があって、頭の中でこう言ってるんだよ。

一方はケニー&ヤングバックスの試合で最後に笑ったのは俺達だから、試合に負けたことは一切気にするなという気持ち。

でももう一つは…

俺たちは、いまでも素晴らしい試合ができるはずだって気持ちだ。

ケニー・オメガと戦いたくないだなんて、そんなバカなことがあるか。

勝利への執着はどちらの方が強いのか、ぜひ確かめてみたいね。


ここ数年、リング外で因縁を深めていた二人。

2人の争いは年々激しさを増しており、2人の関係は「プロレスの範疇を超えている」と考えた方もいらっしゃると思います。

実際、過去のインタビューでも散々オスプレイはケニーをこき下ろしてきました。ただ、オスプレイの本音は今回のインタビューの発言なのではないかと思います。

新日本プロレスで名試合を連発しているオスプレイですが、どうしてもかつてのケニーと比べられてしまいます。オカダ・カズチカと共に、オスプレイが乗り越えないといけない壁でしょう。

バックステージコメントでも触れていましたが、ケニーが新日本プロレスを離脱する際オスプレイを呼び寄せてこんなメッセージを託しています。

『さぁ、君が覇権を握る時が来た。すべては君にかかっているぜ』

『新日本の、少なくとも海外進出と外人選手のプライドは、全てお前たち(オスプレイとジェイ・ホワイト)にかかっているんだ。新日本はその役目をお前たちに任せるはずだ。だからやってみせてくれ』

オスプレイがケニー・オメガを超えたと証明する時が来ました。

とうとう実現するウィル・オスプレイとケニー・オメガの一対一の対決。

オスプレイが悲願のケニー越えを果たし、真の新日本プロレス外国人エースとなるのか?

それとも、ケニーが依然として壁として立ちはだかり続けるのか?

その答えは、来年の東京ドームで明らかになります。

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