ウィル・オスプレイ「契約は来年までだが、俺の心は新日本にある。新日本のおかげで俺はスターになれたんだ」

プロレスファンが気になる話題の一つに、選手の契約状況があると思います。

選手の現在の契約状況について団体側が明かすことはほぼありません(自分の記憶の中では)。

明言はされていませんが、新日本プロレスの契約更新の時期は一月末と言われています。

所属選手も年末から翌年一月にかけて契約更新を発表することが多いですし、古くは中邑真輔、最近で言えばケニー・オメガも一月末で新日本プロレスを退団しています。

そんな中、FIGHTFULのインタビューの中でウィル・オスプレイが自身の契約状況について語りました。

オスプレイは、来年が新日本プロレスと結んだ5年契約の最後の年になる事、何が起こるかは分からないとしつつも自身の心は新日本にある事、そして自身が金を稼ぐ真の理由について語りました。

目次

俺の心は新日本にある。新日本のおかげで俺はスターになれたんだ

ウィル・オスプレイ:

みんなから「あそこに行ってほしい!」「あの団体に上がって欲しい!」って声を聞くのは嬉しくなるね。

2019年に新日本プロレスと5年契約を結んだんだけど、それが来年切れる事になる。

ただ俺の心は「お前はきっとこれからも新日本プロレスと共にあるだろう」と言っているんだ。

正直に言うとさ、とても小さな地域から来た俺にとってアメリカはデカすぎて不安になるんだよ。

アメリカのプロレスには、まだほんの少ししか足を踏み入れていないんだ。ROHでも戦ったことはあるけど、それも10回ぐらいしかなかったかな。

到着と出発を繰り返すのが好きでさ、あまり長く留まらないタイプなんだ。それは自分以外の誰のせいでもないよ。とにかく不安でたまらなくなってしまうんだ。

多くの選手がプロレス以外の事に意欲を注いでいるが、俺はとにかく世界最高のレスラーになりたい。

AEWで過ごした時間は目から鱗だったよ。

プロレスラーとしての自分の良さを自覚してるつもりだったが、一歩引いて「もっと学ぶべきことがあるんじゃないか」と思える様になったんだ。

EVOLVEとの契約の道もあって、そちらでも道が開ける可能性もあった。でも新日本で頑張っていれば、プロレスに関して僕ほどの労働倫理を持った人間はいないと心の中で思ってたんだ。

多くの人がソーシャルメディアや自身の肉体美など、プロレス以外の事業に労働意欲を注いでいる。

でも、俺は最高のレスラーになりたかったんだ。そしてそれは新日本がやってきてくれたことのおかげなんだよ。

新日本では、エセックス(※オスプレイの地元)に滞在しつつ、ビジネスクラスで飛行機に乗って、家族と新日本のある快適な生活を送ることができるんだ。

しかし、他の選択肢では、確かに何が起こるかわからない。

でも俺の心は「新日本プロレスだ」と囁いてるんだ。

ママとパパが二度と働かなくていいようにしたいんだ

今は金がもの言う時代だ。その点俺は信じられない程のお金を持ってる。かつて文字通り夢見ることしかできなかった金をね。

ママとパパが二度と働かなくていいようにしたいんだ。

それにこの家のローンもいつか完済したい。まだ24年もローンが残っているからね。

長い道のりだ。でも俺はただ最高のプロレスをしたいし、レスラーとしての自分を完全に自由にしたいだけなんだ。

新日本は、俺が望むように流動的でクレイジーでいることを許してくれる。他の誰かが俺をコントロールしようとするのはちょっと怖くてね。

なぜなら、俺は最高の俳優ではないけれど、最高のレスラーの一人だからさ。


オスプレイは過去のインタビューの中でも、家族への愛とそれをサポートしてくれる新日本プロレスへの感謝を口にし続けています。過去のインタビューでもこのように語っていました。

ウィル・オスプレイ:

WWEに行きたいとは全く思わないね。
WWEファンでもないから喜んで言わせてもらうが、自分のライフスタイルを考えてもWWEのような大スターなプロレスラーになりたいと思ったことはまったくないんだ。

日本では、ツアーをして家に帰ってきたら家族との生活を送ることができる。

もし、俺と少しでも一緒に過ごしてもらえれば、俺にとって家族がすべてなことを理解してもらえるはずだ。

母も父も大好きだ。それを口に出すのは恥じゃない。
祖母や祖父も大好きで、彼らのためなら身体がひしゃげるぐらい頑張りたいと思ってる。

自分が家族だと思えるような友達の輪の中にもし君が入ってるのなら、俺とまったく同じことをするだろうね。

合間合間にプロレスから離れて家族との時間を送るのは、俺にとって本当に大切なことなんだ。
なぜなら、いつか父や祖父、あるいは母のようになりたいと思っているからね。

新日本プロレスでの生活を通して、会社の内外を問わず俺は新日本という会社が大好きになったんだ。

新日本という会社は、俺の精神面、感情面、身体面どの面においても信じられないようなことをやってのけてくれたんだ。

試合の難易度が非常に高いこともあって身体を壊してしまったけれど、彼らはしっかりと俺の面倒を見てくれた。とにかく新日本プロレスが大好きだよ。

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また、オスプレイ(とSHO)がCHAOSに所属していた時に公開されたドキュメンタリーの中でも、父親が心臓発作を患った際にプロレスラーを引退するか悩んだ時に、自身を救ってくれるキッカケの一つとなった新日本に大きな感謝を述べています。

ただ、そうは言いつつもウィル・オスプレイという漢の器は日本に収まるものではありません。今の世界のプロレス界の中でも間違いなく最大のスターの1人です。

そんなオスプレイが決める選択肢。答えはまた来年後に出ることとなりますが…注目ですね。

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