ウィル・オスプレイのグッズがケニー・オメガによって販売停止に~真「Cease And Desist」事件まとめ~

数年前からインターネット上でお互いの批判を繰り広げているケニー・オメガとウィル・オスプレイ。
先日二人の因縁が急展開を迎えました。

AEW公式と新日本プロレス公式どちらも二人の「場外乱闘」については触れていないためご存じない方も多いと思います。

実はここ数年、ケニーとオスプレイはSNSや海外のインタビューを通じてお互いを痛烈に批判しあう危険なやり取りを繰り返しています。

一時期は落ち着いていましたが、『禁断の扉』開催前後から再びお互いを口撃し始めた二人。

『禁断の扉』前のインタビューで「オスプレイの試合はファンの記憶に残らない。数百人の観客の前で満足しているだけ」とケニーが批判。

それに対してオスプレイも「ケニーは俺に対してはボロクソ言うくせに、ファンの前では正反対のキレイ事を言う。そういう二枚舌な態度のせいで問題が起こるんだ」と別のインタビューでお返しするなんてこともありました。

あわせて読みたい
ケニー・オメガ「オスプレイの試合はファンの記憶に残らない。数百人の観客の前で満足しているだけ」 『ForbiddenDoor(禁断の扉)』が発表された当初、ファンから期待されていたカードの一つとしてケニー・オメガとウィル・オスプレイの試合があったと思います。 2人は20...
あわせて読みたい
ウィル・オスプレイ「ケニー・オメガは2019年に俺が飯伏幸太に脳震盪を起こした事に怒ってる。彼との因... 先日、オスプレイがとある動画をツイートをしました。 https://twitter.com/WillOspreay/status/1549181441308626945?s=20&t=h7Sd3OdeB1AU7QbH-PW7PA これは7月2日...

そんな中、先日事件が起こりました。
オスプレイが販売したTシャツが、なんとケニーによって販売停止に追い込まれたのです!

この記事では、今回の一件の流れをまとめるとともに、オスプレイがTwitterで公開したメッセージ動画についても全訳を載せさせていただきます!

ケニーとオスプレイの間に今何が起こっているのか、オスプレイがケニーの行動に怒っているのはなぜなのか、この記事を読んでいただければきっとすべてが分かるはずです!

今回の1件は間違いなく今後の2人の対戦に繋がっていくと思われるので、必見です!!

https://twitter.com/WillOspreay/status/1550877114085257216?s=20&t=O-1wpm0s8SCRwSWyOhcWfQ
目次

全ての発端は、オスプレイが「片翼の天使」をREVプロで披露したこと

全ての発端は7月2日にREVプロで行われたマッド・カートとの試合にて、オスプレイがケニーの必殺技である「片翼の天使」を披露したことです。

そのまま3カウント…と思いきや、わざと片翼の天使を2カウントで返させオーバーリアクションで騒ぐオスプレイ。
今のところDDT時代の飯伏幸太しか2カウントで返したことのない「片翼の天使」を使って、ケニーをおちょくする意図があったのでしょう。

更にオスプレイは、ケニーの「The Clenner」を揶揄する形で「Billy The Wanker(クソ野郎)」を名乗り、自身が「片翼の天使」を披露したシーンの切り抜きをSNSで拡散しました。

オスプレイのツイートにケニーが反応

ここまでコケにされて黙っていられない様子のケニー。

ケニーはオスプレイのツイートに反応しましたが、そのツイートにオスプレイもすぐに返答。
より一層因縁を深めることになりました。

ケニー・オメガ:

理解できない。ちょっと幼稚すぎじゃないか?でも、よくできました。

https://twitter.com/KennyOmegamanX/status/1549194828457574400?s=20&t=o-Z5EezokJ5rgXB78JeF6Q

ウィル・オスプレイ:
実にシンプルなことだよ。

お前が俺に対してクソ野郎でいるなら、俺はそれを上回るクソ野郎になってやる。

それが人生のルールってもんだ。

オスプレイがケニーをおちょくる「Billy The Wanker」Tシャツを販売

ケニーに対する敵意を止めないオスプレイ。

オスプレイはケニーへの皮肉として「Billy The Wanker」Tシャツの販売を開始しました。

https://twitter.com/WillOspreay/status/1550149590564757504?s=20&t=8V1oSlGzbj7GQbvGEPZvQQ

表面には「片翼の天使」をかけるオスプレイのイラストに、ケニーの「The Cleaner」に対する「Billy The Wanker」。

裏面ではケニーのもう一つの異名である「The Best Bout Machine」に触れ自身がケニーを超えた存在であることをアピール。

徹底的にケニーをおちょくるようなTシャツをオスプレイは販売したのでした。

販売後も、オスプレイは改めてケニーに対する敵意を露わにしました。

オスプレイ:

俺が何よりも好きなことがある。

それは、嫌なことをされた後そいつにやり返すことだ。

販売開始から24時間後、AEWの警告によりTシャツが販売中止に

「Billy The Wanker」Tシャツの販売が開始された24時間後、事態は急変しました。

Tシャツを販売していた「Pro Wrestling Tees」が、販売停止措置の警告を受けたとして、シャツの販売を停止したのです!

Pro Wrestling Tees:

販売停止の警告を受けたため、ウィル・オスプレイの「Billy The Wanker」Tシャツの販売ページを削除しました。

販売停止の告知がツイートされた後ケニー・オメガがTwitterを更新。Tシャツを販売停止にした理由を明かしました。

ケニー・オメガ:

(販売停止について)Tシャツの販売が引き金となり、AEW 内で様々な法的な懸念が生まれてしまったんだ。

ウィルのファンのみんな、本当に申し訳ない。

でも、今日までの申し込み分については注文を承るよう計らわせてもらったよ。

Tシャツの販売停止について、オスプレイが抗議声明を発表

そんなTシャツの販売禁止に対して、オスプレイは動画メッセージを投稿。

ケニーたちが過去にWWEから『Too Sweet』ポーズの使用禁止を受けたこと(※注 この一件については後述)を引き合いに出し、AEWがすぐにTシャツの販売禁止をしたことを痛烈に批判しました。

以下が、オスプレイの動画メッセージの全訳となります。

オスプレイ:

G1参戦中の俺は、日本のホテルでビューティフルな時を過ごしている。

今日目を覚ましてみたら、どうやら面白いニュースが起こってるみたいじゃないか。


俺が試合中にケニーの『片翼の天使』を放ってる動画の切り抜きに触発されて、「Billy The Wanker」Tシャツを販売することを思いついたんだ。

あのシーンはかなり話題になったから、「Pro Wrestling Tees」でシャツを売ろうと思ってさ。スタッフもかなり協力してくれたんだ。

でも、販売開始から24時間経ってケニー・オメガからTシャツの販売禁止処分(Cease & Desist)を受けたんだ。

どうやら俺はケニー・オメガが小物な臆病者であることを白日の下に晒してしまったみたいだなw


アイツらは自分たちがWWEから『Too Sweet』ポーズの使用禁止(Cease & Desist)を受けた時は、平気でそれをおちょくり続けた。

なのに、自分たちが同じ立場になったらすぐにこれは問題だと言いやがる。

ケニーは本当にみじめなゲス野郎だよ。


彼は俺が人生を楽しんでいるのが気に入らなくて八つ当たりしてるんだろうな。
実際、彼が成し遂げてきたことのプラスアルファを俺はやってしまってるからな。

例えば、アイツが俺と同じ年齢だった時のことを話そうか。

アイツが成し遂げた事なんて、どうでもいい全日本プロレスのジュニア王座を獲得したことぐらいだろ?

後は、飯伏幸太との武道館での試合ぐらいか?
みんなあの試合は記憶に刻まれてるだろうが、ケニーのことなんてそれ以外思い出せることは何一つないだろ。


それに対して今の俺は、お前が新日本でやってきたこと以上の事を成し遂げている。


それに、当初思い描いていたAEWのビジョンが上手くいかなくてNXTみたいになっていることや、女子レスラーをTVに出したいのに、WWE205に出てたようなやつらが起用されている現状にイライラしてるんだろうなwww


(今まではお前らが批判する側だったのに)形勢逆転したようだ。
今のお前らは大物ぶって他人を下に見ようとしている。俺はこれからもお前らを引っ掻き回していくぞ。


さっきも言った通り、ケニー・オメガはただの小物なチンピラにすぎない。

良い一日を。ケニーのクソ野郎へ。

https://twitter.com/WillOspreay/status/1550877114085257216?s=20&t=O-1wpm0s8SCRwSWyOhcWfQ

※ケニー・オメガとヤングバックスの過去の「Cease & Desist」事件について

実はケニー・オメガとヤングバックスは、今回のオスプレイと同じような状況に陥ったことが過去にありました。

2017年当時、バレットクラブに所属していたケニー・オメガ、ヤングバックス、コーディ・ローデス、マーティ・スカル、ハングマンペイジたち「THE ELITE」。

当時WWEを皮肉るようなプロモーションを繰り返していた彼らは、とんでもないことをしでかします。

かつてWWEの選手(DジェネレーションX)が、当時バチバチの視聴率戦争を繰り広げていたWCWにアポなしで乗り込もうとするという伝説のシーンがあるのですが、そのパロディとして、WWEのRAWが行われている会場に乗り込もうとしたのです!

WWEが行われている会場の外で「THE ELITE」のメンバーがファンと共に大騒ぎするという、前代未聞の出来事でした

しかし、その代償は大きかったようです。

これが直接の原因とは明言はされていませんが、この一大騒動の数日後にWWEから「THE ELITE」のメンバーに対して『Too Sweet』ポーズの使用禁止を通達されてしまったのです。

WWEから『Too Sweet』ポーズ禁止処分を受け、さすがに驚きを隠せない様子のヤングバックス

今ではバレットクラブのポーズとして広く認知されている『Too Sweet』ポーズですが、元はWCWの「nWo」が使ってた『ウルフパック』ポーズがもとになっていて、その権利は当時WWEが持っているとされていました。

新日本プロレスでも当時バレットクラブの面々がいきなり『Too Sweet』ポーズを上からではなく下から行い始めましたが、この使用禁止処分が原因と言われています。

しかし、そんなWWEからの警告を意にも返さなかったのが当時のヤングバックスの凄いところ。

なんと二人は、そのWWEからの『Too Sweet』ポーズの使用禁止をネタにした『Cease And Desist』Tシャツを販売!
このTシャツは当時相当売れたそうです…w

自分たちがWWEから同じことをされたら徹底的にそれをネタにしたのに、いざ自分たちが同じ立場になったらすぐにそれを問題視する。

そんなAEWの態度にオスプレイは怒りを覚えているみたいですね…


正直、ここまでケニーとオスプレイのいざこざが表面化した今、2人の対決が起こらないことは絶対にありえないでしょう!
2人の対戦はいったいどこで実現するのか…AEWと新日本プロレスどちらで試合が行われることになるのか…

もしかすると、来年の東京ドーム大会でケニー・オメガvsウィル・オスプレイが実現するなんてことも…!?

もしそうなったら…マジでヤバいですね…(語彙力消失)

本記事のシェアはこちらから
目次