レッスルキングダム17でとうとう実現したウィル・オスプレイとケニー・オメガのドリームマッチ。
サプライズは2人の入場から始まりました。
自身の代名詞と言える『片翼の天使』と共に入場したケニーには度肝を抜かれましたが、その後に登場したオスプレイもかつての入場曲である『Elevated』と共に入場!
試合開始前から東京ドームの観客のボルテージを極限まで高めてくれたのは間違いないでしょう。
ちなみにこのオスプレイの『Elevated』、曲の権利を持つレーベルから使用を制限されてしまった過去があります。
オスプレイは過去に『Elevated』をもう入場曲として使えないことをツイッターで明かしていました。
ウィル・オスプレイ
みんなに知っておいて欲しいことがある。”Elevated “の権利を所有しているレーベルは、俺が曲を使用することに関して妥当な態度を見せてくれなくなってしまったんだ。
作曲家の@iamkevinlacerdaは何年も前から使用許可を出してくれていたから、一緒に仕事をするのがとても楽しかったんだけどね。
悲しいけど、『Elevated』は地に堕ちたんだ……
オスプレイのTwitterより
そんな過去を知っているファンや、そもそも『Elevated』が好きだったファンは今回の入場にとても驚いたかもしれません。
ただ、残念ながら『Elevated』の復活は、あの一夜限りのものになりそうです。
ルネ・パケットのPODCAST番組『The Sessions with Renee Paquette』に出演したウィル・オスプレイは、『Elevated』の復活は一夜限りのものになることを明かしました。
ウィル・オスプレイ:
俺はかつて『エアリアル・アサシン』だった。新日本プロレスのために戦うグッドガイだったんだよ。ケニーがかつて別れを告げたストーリーのある男だ。
かつての俺はその名前で呼ばれていたが、パンデミックが起こったことによって俺は全く違う人間に変貌を遂げた。
ケニー・オメガと相対することになった時、ケニーから別れを告げられた時とは違う人間に俺はなっていたということなんだ。
俺は『お前が新日本を背負う人間だ』『今以上に凄い人間になれ』『今こそ男を見せる時だ』と言われたときの俺じゃないってことだ。
※ケニーが新日本を離脱する際、オスプレイはケニーからメッセージを受け取っていたことを明かしています
だから、俺にとってはただ単に『アサシン・クリード』のフードを再び身に着けること以上に、ケニーが別れを告げた当時の俺に戻るっていう詩的な意味が含まれていたんだ。
最高の体験がしたかったんだよ。ベビーフェイスとしてスーパーヒーローみたいな入場を披露したかったんだ。
だから、あれは一夜限りの出来事だったんだよ。
またあの入場曲を使いたいって想いは、今の俺の中では本当に本当に小さいものでしかない。
ただ、今はその使命に失敗したと思っているんだ。偶然を装う必要があるかも。
たぶん間違いを犯したんだと思う。きっと誤った選択をしたんだ。まぁ、よくある話だよね。
『Elevated』大好きなので、これで見納め聞き納めなのは悲しいですね…