ウィル・オスプレイが明かした、東京ドームのケニー・オメガ戦の秘話

今年の東京ドームで実現したウィル・オスプレイとケニー・オメガの世紀の一戦。壮絶な死闘をケニーが制し、オスプレイは当時手にしていたIWGP USヘビー級王座を失うこととなりました。

そんなオスプレイは今ケニーへのリベンジのチャンスの掴もうとしています。6月4日の大阪城ホール大会でランス・アーチャーに勝利すれば、晴れてケニーの持つベルトへの挑戦権を手にすることになります。

そんなオスプレイですが、棚橋弘至とのトーナメント初戦の前にFightfulのインタビューに登場。ドームのケニー戦で味わった悔しさについて語りました。

名前は明かしませんでしたが、オスプレイは新日本プロレスの「レジェンド」から、ケニーとの試合前にとあるメッセージを受け取ったことを明かしました。


ウィル・オスプレイ:

どのレジェンドかは明かせないんだけど、廊下を通り抜けようとした時にその男に腕を掴まれてこんなことを言われたんだ。

『おい、新日本プロレスがどんなものか、あいつ(ケニー)に思い出させてやれ! 』ってね。

おかげで腹の底から火がついた。『当然だよ、クソッタレ。行くぜ」と思ったよ。ただ、(ケニーとの試合開始)20分経ったところで、身体が動かなくなってしまったけどね。

復活する瞬間もあったんだけど状況を変えるまでには至らなかった。あの試合の途中から自分の負けを悟ってしまったよ。ただ、倒れるのは嫌だったから俺は戦い続けたんだ。

僕にとってこの試合(US王座挑戦者決定トーナメント)は自分のプライドを取り戻すための戦いなんだ。

レッスル・キングダムの後はそりゃあもう酷い気分だった。みんなを失望させたと思ったよ。ユナイテッド・エンパイアの仲間たち…

そして、船を捨てた男が戻ってきて俺の財産を奪っていくのを許した新日本のファンたちをね。


オスプレイは、コロナの影響で観客が歓声を出せない中での戦いがいかに辛く厳しいものだったのか、そんな中ベストバウトで新日本を盛り上げた自分をどれだけ誇りに思っているかを様々なインタビューで語っています。

だからこそ、コロナが落ち着いたタイミングで自分が築きあげてきた『財産』を奪っていったケニーや、そんなケニーに声援を送るファンの姿に悔しい思いがあるのだと思います。新日本のレジェンドからメッセージを託されての敗北は屈辱の極みでしょう。

オスプレイもケニーとの戦争はまだ終わっていない旨を明言しています。
この発言のきっかけとなったドン・キャリスはケニーを裏切りましたが。

オスプレイが次にケニーに『新日本プロレスがどんなものか思い出させてやるタイミング』は、果たして…? 

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