2023年1月4日、東京ドームにて開催されるレッスルキングダム17。
全カードも決定し、さらに一部声出し解禁も発表されるなど、徐々に新日本の今年の締めくくり&来年度の始まりとなる大一番への準備が整いつつあります。
そんな中、先日ケニー・オメガと戦うウィル・オスプレイがこんなコメントを残したそうです。
ウィル・オスプレイ:
新日本プロレスに戻ってくるケニー・オメガ。今の彼を作り上げた東京ドームに帰ってくるんだ。
ファンの期待は非常に高いことだろう。
俺が気になっているのは、彼の帰還についてファンがどちらの味方をするかどうかだ。
一方のケニー・オメガは、環境が完全に落ち着いた状況になってもどってきた男。
もう一方は、新日本プロレスがかつて経験したことのない暗黒の時代に突入しても決して諦めず、団体に残って戦い続けた男だ。
ケニーはオスプレイに挑戦を表明する際「本当のパンデミックはオスプレイだ」言い、新日本の低迷はコロナ以上にオスプレイの存在にあると持論を展開しました。
また、先日発売された週刊プロレスのインタビューの中でも今のオスプレイが自己評価を誤りどれだけ傲慢な存在になってしまったかを語り、オスプレイの存在を痛烈に非難しています。
ただ、オスプレイとしてはケニーの発言には納得がいかないでしょう。
誰も経験したことのないコロナ時代。無観客や観客が声を出せないという未曽有の危機の中、試合レベルの高い新日本プロレスの中にあってもさらに異次元レベルの高水準の試合を連発し、ファンを盛り上げてくれました。
ただ、観客から歓声を得られないことへの苦悩をオスプレイは明かしており、そんな中でも自分を応援してくれるファンに感謝の言葉を述べることも少なくありません。
今年のイッテンヨンでオカダと死闘を繰り広げた後もこんな言葉を残しています。
ウィル・オスプレイ:
手拍子しかできない観客の前で行うプロレスは本当に難しい。きっと君たちのお気に入りの試合についても、拍手だけの雰囲気の中ではかなり苦しいものになっていただろう。
応援に来てくれたファンに心から感謝したい。
そしてレッスルキングダムのメインイベントへの高い評価。本当に俺は恵まれているよ。
だからこそ、ようやくコロナが落ち着いたタイミングで新日本に戻ってきたケニーに対する怒りを感じているのでしょう。
そして、おそらくケニーが「オスプレイがパンデミック」発言の際に観客から拍手が起こったことに悲しみを覚えているんじゃないかと想像しています。
だからこそ、観客が自分とケニーのどちらを選ぶのかを問うような言葉を残したんじゃないかと思います。
果たして東京ドームでゴングが鳴った後、新日本プロレスファンはオスプレイとケニーどちらを支持するのでしょうか?