ブライアン・ダニエルソンとKUSHIDAは、お互い昔から対戦を望んでいた

22年7月3日の後楽園ホール大会。
この日のメインイベントにて、KUSHIDAが3年6か月ぶりに新日本プロレスに復帰しました!

かつてWWE(NXT)所属時代にラストマッチを務めたアレックス・ゼインとのタッグ結成、今年1月の東京ドーム大会の負傷で直期欠場していたKENTAの復帰など、見所が盛りだくさんの内容でした。

https://twitter.com/njpwworld/status/1543561304203759617?s=20&t=G8Hlwf9Ylt2UdPI-4E9K_g

WWE時代のフィニッシュホールドで外道からフォールを奪い、新日本プロレス在籍時代からさらに進化した姿を見せたKUSHIDA。

そんなKUSHIDAは試合後のバックステージコメントの中で、WWE時代に成し遂げられなかった夢について語りました。

KUSHIDAはWWEのレッスルマニアの大舞台でブライアン・ダニエルソンやカイル・オライリーと戦うことを夢見ていたようです。

KUSHIDAがブライアン・ダニエルソンの名前を挙げたことに驚いた方も多いかと思います。

今回は、そんなKUSHIDAとブライアン・ダニエルソン二人のかつてインタビューを紹介させていただきます。

実はKUSHIDA以上に、ブライアン・ダニエルソンは昔からKUSHIDAとの対戦を熱望していました…!

目次

ブライアン・ダニエルソン

KUSHIDAは新日本プロレスからWWEに移籍し、ブライアン・ダニエルソンも医師からの復帰許可が下りて引退から復帰してWWEの最前線で戦うようになったタイミング。

結果としてこの後にすぐWWEを離脱することになりますが、インタビューの中でドリームマッチとしてWWE外で戦いたい相手について聞かれたブライアン・ダニエルソンは、新日本プロレスやAEWの選手とともに、当時NXTに所属しているKUSHIDAの名前を挙げていました。

「ベテランvs新進気鋭の若手」って試合が大好き

ブライアン・ダニエルソン:

オカダ・カズチカは俺がWWEに入ってから今に至るまで、まったくの無名の状態から世界最高のレスラーになったから興味がある。

鷹木信悟ともかつて試合をしたことがあるけど彼も本当に素晴らしい選手だよね。

当時まだ30歳にもなっていなかった頃だけど、どういうわけかセス・ロリンズとROHで彼にとっての最初の大きなシングルマッチの相手を務めたことが記憶に残っているんだ。あの試合はまさにベテランvs新進気鋭の若手選手の物語だったからね。

俺はその手の試合を行うのが本当に大好きなんだ。

KUSHIDAは素晴らしい選手。ずっと戦ってみたいと思ってた

AEWにもジャングルボーイやMJF、ダービー・アリンといった選手がいる。そういう奴らはとの試合は実に興味深いよ。

NXTにも興味深い相手はいる。
彼は若手とは言えないが、俺はずっとKUSHIDAと試合をしてみたかった。あの男は素晴らしい選手だよ。

カイル・オライリーとは試合したことがあったか忘れてしまったんだけど、今や素晴らしい選手になったしいつかシングルマッチをしてみたいとずっと思っていたんだ。

フィン・ベイラーとはインディペンデント時代に1、2回試合をしたことがあるが、WWEで彼と試合をしてみたいね。
戦ってみたい選手がたくさんいるよ。

問題は、今のプロレス業界には素晴らしい選手が揃ってることだ。
俺はプロレスが好きだから、名前を挙げ始めるといくらでも名前が出てきちゃうんだよ。

KUSHIDA

ブライアン・ダニエルソンはずっとKUSHIDAとの試合を望んでいたようですが、それはKUSHIDAもまた同じようです。

KUSHIDA自身も2017年の海外インタビューにて、当時ドリームマッチの相手として自分の名前を挙げたブライアン・ダニエルソン(※当時は脳震盪の影響により引退状態)についてこのように語っていました。

かつてアメリカン・ドラゴンとカレーマンのファンだった

インタビュアー:
今年(※2017年)6月に、ダニエル・ブライアンがあなたとはぜひ一度試合をしてみたい相手だと言っていました。もしブライアンが再びプロレスの許可を得れば、レッスルキングダムのドリームマッチになるかもしれません。

ブライアンがリング上で特別な存在になった理由は何だと思いますか?また、どのような試合をしたいですか?

KUSHIDA:
僕の答えはYes! もちろんYes! Yes!ですよ!

彼の言葉を聞いて、本当に光栄に思いました。
僕がレスラーじゃなくてまだファンだった頃はアメリカン・ドラゴンとカレーマンのコンビが大好きで、IWGPジュニアタッグ王座戦線を追いかけていたんです。

いつかブライアンとは試合の中で存分に語り合いたい

ブライアンやレイ・ミステリオのような選手は、必ずしも体が大きいわけではないのですが、それでも団体のトップに立つことができました。同じ体格を持つ人間として、彼らをとても尊敬しています。
信じて努力すれば、夢に向かって生きていけるということを彼らは証明したと思います。

もし彼が復帰できたら、ぜひ戦ってみたいですね。

観客の目を気にすることなくお互い集中して試合をして、試合の中で彼と存分に語り合うことになると思うんです。いつかは実現させたいですね。


時代は変わり、KUSHIDAは新日本プロレスに復帰し、戦いたい相手として挙げていたブライアン・ダニエルソンやカイル・オライリーもWWEを離脱しAEWに参戦するなど、状況は大きく変わりました。

ブライアン・ダニエルソンvsKUSHIDA

残念ながらレッスルマニアの大舞台ではありませんが、引退状態や他団体所属などの困難な理由があって今まで実現しなかったこのドリームマッチが、今や何かきっかけさえあれば普通に実現してしまうというのだから驚きしかありません。

同じくKUSHIDAが対戦相手して挙げていたカイル・オライリーとの試合も、お互い世界的なスターとなった今名勝負になることは間違いないでしょう!

KUSHIDAは新日本プロレス所属、ブライアン・ダニエルソンとカイル・オライリーはAEW所属と、これもまた一つの『禁断の扉』と言える構図となっています。


次に『禁断の扉』が開いたとき、はたしていったい何が起こるのでしょうか…?

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