開催まであと一週間を切ったAEWと新日本プロレスの合同興行『ForbiddenDoor(禁断の扉)』
この中で個人的に気になっているのが、
前IWGP世界ヘビー王者であるオカダ・カズチカと、現在AEWの副社長であり先日のAEWダイナマイトで新しくAEW世界タッグ王座に輝いたヤングバックスがどうなるのかについて。
この記事を書いている6月20日時点では、オカダもヤングバックスもまだカード発表はおろか、出場するかどうかも決まっていません。
おそらくは今週のAEWダイナマイトとAEWランペイジですべてが分かることでしょう!
『禁断の扉』直前の回ということで新日本の選手も多く出演するでしょうし、放送が今から楽しみです!
さて、ここで今回の本題なのですが…
実は、オカダ・カズチカとヤングバックスの3人が親友同士というのはご存じでしたでしょうか?
オカダがヤングライオン時代にTNA(※現在のインパクト・レスリング)に遠征に出ていました。
ですが、リングネームを“Okato”にさせられマスク付きの意味不明な姿をさせられたり、こてこての和風なギミックをさせられたり、ジョバー扱いされたりと、今の『レインメーカー』の姿からは想像もできないぐらい超冷遇されていました。
また、当時若手だったヤングバックスも「ジェネレーション・ミー」というタッグ名でTNAに参戦してましたが、同じく冷遇されていました。
そんな3人は、とある事件をきっかけに仲良くなることになります。
今回はそんなオカダとヤングバックスの3人が仲良くなったエピソードをご紹介!
※2018年にクリス・ジェリコのポッドキャスト「Talk is Jericho」にヤングバックスが出演した際に語った内容の翻訳になります。
ニック:
実は俺たちとオカダは親友同士なんだよ。
マット:
そうなんだ。(オカダのためにインパクトのマネージメントに意見して)バッティング(※流血)を代わってあげたことが新日本で仕事を得た理由さ。
TNA時代に俺たちは彼と友達になったんだ。
ニック:
俺達は当時TNAでのオカダの扱いにかなり気を遣っていたんだよ。
ちょっとしたエピソードがあってね。
ある時TNAはオカダにクソみたいな流血が必要なシーンをやらせようとしたことがあったんだ。
オカダはそれを死ぬほど不安がっていてさ。
彼が俺たちと当時オカダのメンターだったアレックス・シェリーのところにやって来て言ったんだ。
「なあ、TNAが俺に額を切れって(※流血しろ)言うんだよ…」って。俺達は思わず「はぁ!?」って憤慨ししちゃってさ。
そのままマネージメントのところに行って「見ろよ、あいつはやりたくないって言ってる。このシーンに納得してない。ナーバスになってるし、やりたくないと思ってるんだ」って言ってやったんだよ。
マット:
オカダは怖がってた。
「流血なんてやったことがないし、このセグメントにそれが必要とは思えないんだ…」って漏らしててさ。本当に可哀そうだったよ。
だから、俺たちが流血を肩代わりしてあげたんだ。そしたらオカダからめちゃくちゃ感謝されてさ。そこから彼と絆が深まったんだよ。
毎週一緒に遊んだよ。俺達はロッカールームにいたけど常に干されてたからな。
俺達は当時まさに下働きみたいな扱いだったっけ。
これ以外にもヤングバックスは
- 毎回ショーの度、オカダが勝手にヤングバックスのコスチュームを着ていたこと
- その状態でロッカーに隠れて二人を驚かすイタズラを毎回やってたこと
- マットの知らない間に携帯電話にオカダのセルフィーが50枚ぐらい入っていたこと
- その後日本に戻ったオカダが、「良いタッグチームがいる」と二人を新日本に紹介してくれたこと
- でも、マットはオカダからフェイスブックのメッセージで「荷物をまとめて日本に来るように」と言われるまで新日本参戦は嘘だと信じていたこと
等々、当時のオカダとの仲良しエピソードを語っていますw
今回記事のサムネに使った画像も、オカダによるヤングバックスへのイタズラ画像の様ですw
これ以外でも、2018年にヤングバックスとコーディが自主興行「ALL IN」を行った際に、最初の参加メンバーとしてオカダの出場が発表されたりしました。
また、ヤングバックスが最後に東京ドーム大会に出場した後に公開した「Being The Elite」(※ヤングバックスが運営しているYouTubeチャンネル)でも、
観客のいない東京ドームでニックの子供と楽しそうに遊ぶオカダの姿が、カメラに映っています!
数年ぶりのオカダとケニーとケニーの激突もいつかまた実現してほしいですが、旧友同士であるヤングバックスとの絡みもまたいつか見たいところ。
2人がバレットクラブの時代は敵同士としてぶつかるだけでしたが、今なら
- オカダ・カズチカ
- ケニー・オメガ
- マット・ジャクソン
- ニック・ジャクソン
という全世界が震撼するようなチームがワンチャン組まれるかもしれません。
兎にも角にも、まずは6月27日の『ForbiddenDoor(禁断の扉)』がどうなるか。
世界中のファンの胸が躍るような展開に期待ですね!!