今の新日本プロレスにおいて、最も欠かせない人物の1人であるロッキー・ロメロ。
明言はされていませんが、新日本の海外部門を進める上で重要なポジションにいることは間違いありません。
2週間後に新日本プロレスとAEWの合同興行「禁断の扉」が開催されますが、ロッキーがいなければこの大会は間違いなく実現しなかったでしょう。
第二回の「禁断の扉」の開催を2週間後に控えた今、ロッキー・ロメロがUnder the Ringのインタビューに登場。
新日本とAEWというメジャー団体の合同興行を行う難しさ、「禁断の扉」が生まれることになったきっかけとなったメール、「禁断の扉3」の開催について語りました。
新日本とAEWという大企業同士、スケジュール調整が難しい
ロッキー・ロメロ:
クオリティの部分についてはまったく心配してないんだ。
新日本もAEW共に非常に優れた選手が多いし、どう組み合わせても、昨年みんなが見たようなスーパースペシャルなものを作り出すことができると思ってるんだ。
それ以外の部分だと、スケジュールが埋まっている大企業同士、色々調整するのが大変でね。みんなが望むようなスケジュールを組むのが本当に難しいんだ。
だから「Double or Nothing(※AEWのPPV)」が終わった今、AEW側に「禁断の扉」に向けた準備を進めてもらう必要がある。日本側でもドミニオンが終わって「禁断の扉」に向けて動いている。
今はPPVを構築するために必要な3〜4週間にみんなに慣れてもらっているところだよ。
ただ、「禁断の扉」は、普段の大規模大会に向けて通常行うような激しい抗争は必要ない。
なぜなら「禁断の扉」は、新日本・AEW双方にとってドリームマッチや通常の興行では見られない試合を提供する場だからね。
「禁断の扉」が生まれたきっかけ
俺がトニー・カーンに送ったメールが全ての始まりだったんだ。
確か旅行中だったかな?色んなことを考えていたらふと『(AEWと)何かやってみたら面白いんじゃないか?きっと俺たちなら成功するはずだ!』ってね。
だからトニーに『スーパーショー(合同興行)みたいなものをやれないか?』ってメールを送ったんだ。
そしたらトニーからすぐに『ああ、やろう』って返ってきて。しかも、試合や抗争のアイデアなんかもすぐに送ってきてくれたんだよ。
トニーたちも素晴らしいアイデアを持っていた。
だから、私たちは皆で集まって『これならイケると思う。あとは弁護士たちに色々まとめめてもらおう』って話し合ったんだ。
そして、今日に至るわけだ。非常に成功したショーになったし、今回は2回目を実現することになったからね。
第3回目の「禁断の扉」も確実に実現すると思う
まだ早いかもしれないけど、おそらく第3回も確実に実現すると思う。
大会が成功し続け、人々が見たい試合があり、両社の協力が続く限り、それはきっと素晴らしいアイデアだと思うよ。
第一回の「禁断の扉」実現の際にも、裏側でロッキー・ロメロの尽力があったことが明らかになっています。
※過去のロッキー・ロメロ、トニー・カーンのインタビューがこちら
これからもロッキーの辣腕に期待ですね!