ニック・ネメス、新日本参戦・WKについて語る「首筋に震えが走った。まさに別次元だ」

元WWEスーパースター、ドルフ・ジグラーことニック・ネメス。WWE世界ヘビー級王座を戴冠したこともある世界的スーパースターです。

2023年9月にWWEからリリースされ、90日間の競業禁止期間を経てフリーエージェントとなったネメスは、新日本プロレスにサプライズ参戦を果たすことになりました。

Busted Open Radioにて新日本プロレス参戦を検討していたか尋ねられたニック・ネメスは、新日本プロレス参戦の背景と、レッスルキングダムを生で観戦した衝撃と感動について語っています。


ニック・ネメス:

長い間、新日本プロレスへの参戦を考えていたんだ。

ここ数年いろんな場所へ行き、特に「次に何をしたいか?」に集中していた。数年間、計画を練っていたんだ。

アンブローズ(ジョン・モクスリー)や他の奴らから色々な話を聞いて、新日本のロッカールームの感じを見るべきだって。ここにいることを感じるべきだって。

俺は、「おいおい、俺に合うのかな?」「俺は何にでも適応できると思うけど、本当にできるのか?」って思った。

少し調べて、周りを見て回って、「これは本当に特別なものになるかもしれない」と思ったんだ。

俺は「プロレスは見ない。嫌いだ」と声高に叫んでキャリアを築いてきた。
大抵は冗談だった。俺はただ自分がやっていたことが嫌いで、家でそれを批評することもできなかった。だから、「プロレスは嫌いだ」と言っていた。

でもあの瞬間に、特別なものの一部になれるかもしれないと感じた。

そして二つ目に、全く異なる環境でプロレスを見ること。ただ別の州に行ってプロレスをするのではなく、アメリカの別の会社に行くのでもなく、もっと視野を広くして「ここでなら何でもできる」と感じようとしたんだ。

今、他の場所で最初からやり直すつもりだ。

底辺か中間から始めて再構築できるかな?って感じ。まるで「トワイライト・ゾーン」で、過去に戻って「自分の運をやり直せるか?」って男が思うようにね。

「違うレベルで、2.0スケールでキャリアを作り直せるかな?」ってね。

「プロレスは見ない、俺は引退した」と言って、日本にこっそり行って、全部準備した後、こっそりドーム到着してロッカールームに入って、2、3人の顔見知りがいたのが本当に助けになったよ。

俺はどこかへ行って、弟を連れてきたんだけど、そこにいる人々をよく知らなかった。

歓迎されるかどうかもわからなかった。俺はこの奴らにとってクズ野郎なのか?大丈夫なのか?このロッカールームに入るために自分の道を切り開くことができるのか、状況はどうなっているのか?

すごく変な感覚だったけど楽しかった。

数人の顔を見て、「まるで家にいるような感じだ。まだ受け入れられてはいないけど、どうやって受け入れられるか、ここにいたいと証明するために何ができるか、自分のためではなく、ショーを良くするため、会社を良くするため、もっと目を引くために何ができるか」って本当に考え始めるんだ。 

俺はカード全体をじっくりと見て、実際にそれを見た。「オーケー、これは違う、これは特別だ。この男(フィンレー)と何かをすることができる。俺がここに行って、これを実現させる自分の側面が見える」

って思ったよ。

俺はサプライズだったから、アリーナを歩き回るチャンスがなかった。 

俺は裏で隠れていた。弟と一緒に出てきたとき、

「マジかよ、これはただレベルが違うなんてものじゃない、もっととてつもない。次元が違う」

と思った。首筋に小さな震えが走ったよ。

「これは本当に特別なものになるかもしれない。それが実現できるように俺ができることをするつもりだ」と思ったんだ。

本記事のシェアはこちらから
目次