ケニー・オメガはAEW・新日本の合同興行までに復帰できるのか?

AEWと新日本の合同興行の開催が発表された際、「現在欠場中のケニー・オメガは間に合うのか?」という疑問を口にされている方をSNSでよく目にします。

今のケニーは今回の興行に間に合うのか?
ケニーファンの自分としても、最も気になる話題の一つです。

個人的な見解ですが、

復帰は間に合うが、シングルマッチなどの負担が大きい試合を行うのは厳しいのでは?

と考えています。

その理由を解説していきます。


目次

ケニー・オメガはAEW・新日本の合同興行までに復帰できるのか?

過去のインタビューで語った内容

2月に行われたレスリング・オブザーバーのインタビューにて、ケニーは自身の体調について語っていました。

インタビューでは自身がベルトコレクターとしてAEW、インパクト・レスリング、AAAの三冠王者として活躍していた時期を振り返っていましたが、

一時期は試合に乱入することもままならないほど満身創痍であったことを明かしています。

ただ、現在の治療はうまく進んでいるとも語りました。

何よりも大変な時期もあった。

インパクトに出場していた時ヘルニアがひどくなってね。
インパクトではナッシュビルのアリーナでファンもいない中で何度も収録が行われてた。いつも試合しているわけじゃないが毎週何かしら出演していたが、アプリ向けの特番で6人タッグをやるようになった。
テレビで6人タッグやタッグマッチをやって、翌日はPPVの試合、その翌日にはまたテレビの収録で、そこに1試合あって、多くの乱入、インタビュー、プロモが入ってくる。

乱入する度に、何か尖ったものでお腹を突かれるような感覚に襲われたのを覚えているよ。

スコット・ダモーレ(※注 インパクト・レスリング副社長)が「ケニー、君がまるで95歳の老人がリングに向かって走っているように見えたから、セグメントを全部カットしなければならなかったんだ」と後で教えてくれたけれど、あれは酷かった。

駆け込んでのリングインは無理で、まるでウォークインだった。
もうアドレナリンも出なかった。痛みしか感じないところまで来た。もうおしまいだよ。


(中略)

2月までに復帰したかったが楽観的すぎたかもしれない。正直厳しい。


もちろん、大きな問題があったとか、何かひどく悪いことが起こったわけじゃない。

ただ、予約を取ろうとしたり物事を解決しようとした時は「電話をすれば明日には診察してもらえる」と思うものだけど、実際には待ちの行列が出来ていたり他の合併症の影響で再診の予約が必要になったりするんだ。

しかも、コロナの影響でせいで全部のスケジュールが2週間遅れになってしまった。
そのせいで、予約が間に合わず再予約する必要があったりして時間がかかってしまっている。
回復のプロセスを踏むうえでその部分はいつも本当にぐだぐだだ。

でも、軌道には乗っているよ。時間が経つにつれて少しずつ良くなっているし大きな処置の必要もない。
トレーナーと一緒に負傷箇所の周辺を強化する為の適切なリハビリを行うだけさ。

トレーニングは順調さ。膝や首、ヘルニアの治療が終わった後、以前よりずっと動けるようになって10年前と同じような姿を見せられたらいいんだけどね。

(中略)

ヘルニアは、今すぐにでも治したい病気さ。
医者からは「臍帯ヘルニアはいずれ本当に悪くなるから治療しなければならないものだが、今は放っておいても大丈夫だ」と言われることもある。

でも復帰した後に何かの拍子で大きく裂けてしまって、腸が飛び出してくるのなんて嫌だ。せっかく休んで戻ってきたのに「いやいや、今から別の手術を受けるんだ」なんてことになったら最悪だからね。

今すぐにでも治したい。
歩き回れるようになるには5日ほどかかるが、腹部への衝撃やムーンサルトの失敗、両足での踏みつけなどは6~8週間はかかると思う。
もしかしたら治癒力が働いて早くなるかもしれないし、わからないけど、その時は医者の言うことを聞くしかないね。
実は今のところ、これが一番回復に時間がかかりそうなんだ。8週間が過ぎたぐらいで復帰できると思う。

その間にいろいろな膝の治療が控えている。中には最先端の、本当に話していいのかわからないような、クールな実験的なものもあるんだ

報道された内容

また、以前ケニーの状況についてこんな報道が流れました

  • 肩・膝・腹部のヘルニアなどの複数個所の手術のために欠場中
  • 3月中旬までに膝の関節鏡手術を実施している(要回復期間:約10週間)
  • 3月末にヘルニアの手術を実施予定(要回復期間:約2か月)
  • その他、治療しなければいけない負傷箇所が多数
  • AEW社長トニー・カーンからも「身体を治すために好きなだけ休んでほしい」と言われている

ケニーのインタビューや報道の情報から考えると、現地時間6月27日に行われるFORBIDDEN DOORまでに、ヘルニアを含めた手術の回復には間に合うかと思います。

ただ、アルコール依存症治療が必要になったジョン・モクスリーを、年末の重要な時期にも関わらず欠場させることを即断したAEWが、復帰早々のケニーに無理をさせるとは考えにくいです。

【AEW】ジョン・モクスリーがアルコール依存症の治療で入院 – 東京スポーツ新聞社 新日本プロレスの元IWGP・USヘビー級王者で、米AEW所属のジョン・モクスリー(35)がアルコール依存症を治療するためwww.tokyo-sports.co.jp

なので、
・復帰は間に合うけれど試合は厳しい
・もし試合をしたとしても複数名のタッグマッチ
・むしろこの興行で復帰宣言orサプライズ復帰するのでは?

と見ています。


ケニーやELITEファンとして旗揚げの瞬間からAEWを追いかけていた人たちにとっては、ある意味ご褒美と言える今回の興行。

新日本とAEWの架け橋であったケニーには、ぜひ出場して欲しい…!

ただ、AEWと新日本の交流がこの一回で終わるとは考えられません。
だからこそ、ケニーに無理をして欲しくないのも本音です。

奇しくも、ケニーの最大の親友であり最高のライバルであるあの選手も今は欠場中。

ケニーが今回の興行に出るかどうかは現時点で分かりませんが、続報を楽しみに待ちたいと思います!

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