乱闘騒ぎを起こしたゲイブ・キッドが決意表明「1月5日の試合なら俺はいつでも準備はできてる」

最近新日本プロレス界隈をにぎわせているニュースの一つ。それがケニー・オメガとゲイブ・キッドが先日バックステージで起こした乱闘騒ぎでしょう。

現在憩室炎で現在長期欠場中のケニー・オメガは11月4日の新日本の大阪大会に来場し、リング上でイッテンゴでの復帰をしました。ただ、その後バックステージでゲイブ・キッドと乱闘騒ぎを起こしたというまさかの報道が…

しかも、乱闘騒ぎを起こしたゲイブには罰金処分が科されるというまさかの事態に発展。この突然の出来事について新日本プロレスファンの中でもこの乱闘騒ぎは「ガチなのかフェイクなのか?」「暴力行為は褒められたものではない」「ゲイブの新日本愛を感じる」と各種論争が起こっています。

後藤さんがかつて罰金処分を科せられたり、好き勝手やってるHOTがお咎めなしと新日本の体制は割とガバガバというのが通説ではありますが。

そんな中、ゲイブ・キッドが The Takedownのインタビューで自身の心境を明らかにしました。

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ケニー・オメガとのバックステージでの乱闘について

ゲイブ・キッド:俺はあいつに話をしに行ったんだ。別にこういう騒ぎを起こそうなんてつもりはなかった。ただ、あいつがマイクを置いた後にどこに向かうかはわかってたから、そこで待ってただけだ。でも、あいつが話し終わったタイミングで、あのドブネズミみたいな広報スタッフたちが角で待ち構えてて俺たちの会話を聞いてたんだ。

俺はただ話をしようとしただけだが、確かに腹が立っていた。俺が最初に言ったのはこうだ。プロレスの前に俺は一人の男だってことをな。しかも怒れる男(マッドマン)だ。だから、ああいう風に俺を侮辱するのは許せない。MJFやケニーみたいな奴らが、俺の名前を知らないふりをしてクールなふりをされるのは嫌いなんだ。

あいつらはクールじゃないくせに、プロレスファンの前でカッコつけようとしてるだけだ。でも、それは俺からすればまったくクールじゃない。俺の地元じゃ、そんなことをすればぶん殴られる。それで、ただ話をしたかっただけなんだが、結果的にこうなっちまったんだ。

乱闘映像についての海外の反応

海外メディアのFIGHTFULがゲイブとケニーの乱闘の様子を公開しましたが、やはりその反響は大きかったようです。

ゲイブ:この1時間で俺の携帯が鳴りっぱなしだ。ネット上のオタクどもがこう言ってるんだ『この男は誰だ?なんでGOAT(史上最高)のケニーに挑んでるんだ?』だとさ。でも俺はお前らオタクどもがどう思おうが関係ないし、お前らが崇拝するケニーがどうなろうとどうでもいい。ただ俺が言いたいのはこれだけだ。あいつをぶん殴った、あいつを叩きのめした。以上。

ケニーとゲイブ、Xにおける応酬

ケニー・オメガ:お前は俺がAEWで働いてることを忘れてるみたいだな。AEWのロースターには、お前みたいに妄想じみたサイコパスが山ほどいるから、この手の茶番には慣れてるよ。

こうしようぜ、ブラザー。――G1で優勝してみろよ。そしたら、もしかしたら俺が『ケニー・オメガ・タッチ』を授けてやることを考えてやるかもな。ここアメリカでトップ選手たちに成功を掴ませてきた『ケニー・オメガ・タッチ』の力をな。

実は今年のG1の最中に、ケニーは自身に絡んできたゲイブに反応を示しました。ただ、この対応にもゲイブは不快感を露わにしています。

ゲイブ:『G1を優勝したらケニー・オメガ・タッチを授けてやる』だって? そんなものはいらねぇよ。俺には俺のスタイルがある。俺は暴力的で、破壊的で、他の誰も真似できないプロレスを見せつける。それが俺の戦い方だし、信念だからな。

乱闘後のケニー・オメガのコメントについて

 いったい何があったのか。大阪大会から一夜明け、取材に応じたケニーは騒動の経緯を明かした。ケニーによれば控室へ向かう途中、ゲイブと「バレットクラブ」のロビー・エックスと遭遇したという。

「初対面のエックスとはちゃんとあいさつができた。でもゲイブが『お前の好きな時に、この団体に出ようと思うなんて何さまのつもりだ』みたいなことを言ってきて…。確かに以前、インタビューでゲイブの名前を間違えたことがあって、それは俺が悪かった。でも急に俺のことを突き押して、ファイティングポーズを取ったんだ。俺はすぐにAEWで起きた事件のことを思い出した」


 ケニーが言う〝事件〟とは、2022年9月にAEWのバックステージで起きたCMパンク(現WWE)らとの騒動だ。当時は複数選手にベルトはく奪や出場停止処分が下され、団体のその後に大きな影響を及ぼした。

 ただし今回に関しては「俺は新日本の副社長でもないし、自分の安全を守る必要があった。ゲイブの噂もいろいろ聞いていたから危険を感じた。結果的に俺から先に手を出してしまったんだけど、それは身を守るためだ」と〝正当防衛〟を主張する。

ゲイブ:何が笑えるって、アイツはすぐ会場から逃げ出し東京スポーツに駆け込んで『俺に突き飛ばされたからファイティングポーズを取った』なんて言ってるんだ。でも、もしそうだったとしても、俺は何も感じなかったね。だって、みんなあの動画で俺が奴を平手打ちした音を聞いただろう?

俺は他の奴らのことなんて気にしない。あの動画で見ただろ? ジャック・ペリーと『名前を出しちゃいけないあいつ』、まあリトル・フィル(※)と呼ぼうか? あれは俺の人生の中で見てきた中でも最も恥ずかしいシーンだった。

保育園の喧嘩の方がマシだ。それをテレビで流すなんてあり得ない。だから、俺はケニーが何を言おうがどうでもいい。ただ俺を侮辱した奴を叩きのめした。それだけだ。

※CMパンクの本名が『フィル・ブルックス』であることにかけたあだ名

ゲイブ・キッドはイッテンゴでのケニーとの決着戦を希望

ゲイブ:お前は新日本を去った。でも、ファンたちはいまだにお前を愛してる。それなのにお前は新日本を捨て、新しい会社を作るために裏切ったんだ。それで今になってまるで他に仕事がないかのような顔をして戻ってくるつもりか? 新日本が最高だってわかってるから、お前は戻ってきたんだ。新日本がナンバーワンだと知ってるから戻ってきたんだろう。

「『誰が俺に挑戦するんだ?』なんて言うなよ。俺はお前をバックステージで叩きのめした。じゃあ5万人の観客の前で俺が何をするか想像してみろ。俺はお前を終わらせてやるよ、ケニー。だから、1月5日の試合なら俺はいつでも準備できてる。決めるのはあのビビり野郎次第だ。


果たしてゲイブ・キッドとケニー・オメガの因縁はどうなるのか…!

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