ジェリコ感謝協会(JAS)が崩壊。各選手のクリス・ジェリコへのコメントまとめ

クリス・ジェリコのかつての盟友であるドン・キャリスの接触により、ユニットとしての関係に亀裂の入っていたAEWのユニット『ジェリコ感謝協会(Jericho Appreciation Society)』

200回記念のAEWダイナマイトで行われたクリス・ジェリコ&竹下幸之助vsサミー・ゲバラ&ダニエル・ガルシアにて、キャリスの介入によりジェリコが勝利したことで決裂は決定的なものとなりました。

この試合の結果を受けて8月10日に放送されたAEWダイナマイトにてJASのメンバーのミーティングが行われましたが…結果はジェリコの元からすべてのメンバーが去るという最悪の結果に

今回はJASのメンバーが番組内でジェリコに対して発した別れのメッセージを紹介させていただきます。

目次

ダニエル・ガルシア「あんたの為に友達も、憧れていた人だって裏切った」

ジェリコ:みんな、俺を置いてリングに出てくるなんて酷いじゃないか。でもいい、最近俺たちの間に不穏な空気が漂っているのはわかってる。だから俺は『ロックスター』でも『DEMO GOD』としてでもなく、ただの友人としてここに来たんだ。いろいろと問題があったことも分かってる、俺たちが…

ダニエル・ガルシア:ヘイ、クリス。少しだけ黙って俺たちの話を聞いてくれ。アンタと腰を据えて話すつもりでここに出てきたんだ。でも先週、バットで頭を打たれてアンタにピンされて、それ以来ここで初めてアンタに会って気が変わったよ。

俺はアンタのために色んなものを犠牲にしてきた!自分自身を変えた!アンタのために人としての在り方自体変えたんだ!友達もかつて憧れたヒーローだって裏切った!

いつだってアンタを選んできた!なのに、アンタが俺たちを選ばない理由がわからない!

アンタが俺たちを選ばないってんなら…もうこれ以上は一緒にやれない

ジェイク・ヘイガー「みんな気付いたんだよ。今のジェリコは感謝に値しないって」

ジェイク・ヘイガー:ハハッ、分かってたことだ。驚くことはないさ。さて、俺とアンタの関係はここにいる誰よりも長いよな。世界中を一緒に回ってきた。どこにだって臆することなく共に進んできた。だからうまくいったんだ。

確かに、アンタは俺にたくさんのお金を生み出してくれた。でも今夜、縁を切る必要があるってんならそれでもいい。みんなたくさんの選択肢があることを知ってる。

みんな、あの帽子が好きだったんだぜ?(※ジェイクは先月、JASに加入してからトレードマークにしていた紫色の帽子をジェリコに返しています)

みんな気付いたんだよ。今のジェリコは感謝に値しないってな

タイ・メロ「アンタの力なんて借りなくてもチャンピオンになってやる!あなたに匹敵するぐらい凄い子を産んでここに戻ってきてやるわ!」

ジェリコ:ちょっと待て。これ以上手に負えなくなる前にちょっと待ってくれ。お前たちが俺と一緒になってから、キャリアがずっと大きく、良くなったことには同意してくれるだろ?

アナとタイ、俺は君たちがやってきたことを誇りに思ってる。アナ、君は今夜王座戦を控えてる。AEWチャンピオンになれるかもしれない。タイ、君は俺と一緒にいなければ、今以上のスターにはなれなかったはずだ。その事実を誇りに思ってるんだ

タイ・メロ:正直に言うわクリス。あなたと一緒にいられることをずっと誇りに思ってた。でももうそうじゃない。今とても気分が悪いの。お腹にいる赤ちゃんのことじゃなくて。(※タイは現在サミー・ゲバラとの子を妊娠中)

決断できないようだから私から言ってあげる。アンタの力なんて借りなくてもチャンピオンになってやる!アンタに匹敵するぐらい凄い子を産んでここに戻ってきてやるわ!だから私も辞める!

アナ・ジェイ:クリス、あなたの存在は確かに助けになったかもしれない。でも結局は自分の為だけにやってたんでしょ?

今夜は私の夜よ。自己中心的になってやるわ、目の前の最高の人から学んだ通りに。今夜私はAEW女子世界チャンピオンになるわ。あなたに感謝されるためじゃなくね

アンジェロ・パーカー「アンタが何も選択の余地を与えてくれないというなら、俺からアンタにあげられるものはもう何も残ってない」

アンジェロ・パーカー:落ち着けってクリス、まるで悲しい子犬みたいな顔してさ。さて、俺は今から他の誰のためでもなく自分自身のためにだけ話す。もうこんなことをやってたくないんだよ。俺はスポーツエンターテイナーでいるのが好きなんだ。ここに出てきて、ファンに『お前ら調子はどうだ!?』って煽るのが大好きなんだよ。

クリス、アンタからJASに参加するように頼まれたとき、俺はそれを誇りのバッジと受け取った。アンタが誇りに思ってくれるようできる限りのことをした。俺のアイデンティティを与えた。信頼を与えた。ケージで逆さまにぶら下げられながら血を流して戦うなんてクソみたいな状況でも喜んで血を流した。

アンタが選んだ戦いだ。ずっとアンタの側に立ち続け、誇りを持って戦った。俺のできる限りのすべてをアンタに捧げてきた。でもなクリス…アンタは俺たちに何を与えてくれたんだ…?

クリス、こんなことはしたくないんだ…でも、アンタが何も選択の余地を与えてくれないというなら…俺からアンタにあげられるものはもう何も残ってないよ…

マット・メナード「俺が一緒に育った奴らがアンタのことを嫌っている理由がどうしても納得できなかった。でも、その理由がとうとう分かっちまった」

マット・メナード:この男は、子供ころからずっと俺のヒーローだった。15歳の初めての仕事の初任給でクリス・ジェリコのTシャツを買った。妻が妊娠8ヶ月なのに仕事がなかったとき、この男が俺の話を聞いて自分の家に招いてくれた。AEWに連れてきてくれた。アンタの後ろについてきたこの18ヶ月はまさに夢のようだったよ。

(メナード、涙で言葉に詰まる)

でも、俺が一緒に育った奴ら…エディ・キングストンやケビン・スティーン(WWEのケヴィン・オーウェンズ)みたいな奴らがアンタのことを嫌っている理由がどうしても納得できなかった。でも、その理由がとうとう分かっちまったよ。

サミー・ゲバラ「アンタには解決すべき問題がたくさんあるみたいだ。それを解決できたら…また会おうぜ」

ジェリコ「ヘイ、サミー。お前は…」

(サミー、ジェリコのマイクを叩き落す)

サミー・ゲバラ:クリス、一度だけ聞いてくれ。俺は最初からずっとアンタの味方だった。周りのみんながそうすべきじゃないと言われてもいつもそうしてきた。世界王座に挑戦した後でもアンタ為に戦った。やりたくもなかったけどスティングめがけてテーブルにまで突っ込んだ。すべてはアンタのためだ。恩義があったからだ。

だから、俺は何があってもアンタを見捨てたりしなかった。アンタは友達だから、アンタのためになんだってやった。でも、きっといつかはアンタも同じことをしてくれると心の底でいつも思っていた。

でも、間違ってたのかもな。アンタには解決すべき問題がたくさんあるみたいだ。それを解決できたら…また会おうぜ。


JASのメンバー全員の離脱にさすがに困惑を隠せない様子のジェリコ。次回のAEWダイナマイトにて、ドン・キャリスのファミリーに加入するかどうかアナウンスを行うと表明しています

本記事のシェアはこちらから
目次