※このインタビューは2021年に公開されたものです
今回のBOSJ29にて、強烈な新日本プロレスデビューを飾ったXディヴィジョン王者エース・オースティン。
BOSJが開始するまでは完全にノーマークだったため、彼のことが気になり色々調べてみたところ興味深いインタビューを見つけました!
2021年のインタビューにて、エース・オースティンが自身のキャラクターのモチーフについて語っていました。
入場にステッキを用いることからファンから『マジシャン』がモチーフと思われがちのようですが、
実はマーベル・コミックの『X-MEN』の人気キャラクターである『ガンビット』の影響を受けているようです!!
自分のキャラは「ガンビット」の影響を受けてる
マジシャン要素は偶然の産物だったんだ。意図したものではまったくなかった。
俺は別にマジシャンじゃないし、マジックのトリックに詳しいわけじゃない。
俺のキャラクターは『ガンビット』の影響を受けているんだ。
ガンビット(Gambit)は、マーベル・コミックの架空のスーパーヒーローで、X-メンのメンバー。本名はレミー・ルボー。
手に持った物体に破壊エネルギーを込める(チャージする)能力を持つ。
ただし生物に破壊エネルギーをチャージすることはできない。破壊エネルギーはキネティック・エナジーと呼ばれる。
普段はトランプをよく使うが、破壊するパワーは物体の質量に依存するためトランプより小石の方が威力が強く、そのことを作中で自ら嘆いたことがある。なお、質量が大きくなるほど、エネルギーをチャージする時間が長くなる。ミュータント能力以外には棒術と投擲武器を使用する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自分のキャラクターを考え始めたタイミング
俺のキャラクターについて最初に思いついたタイミングは子供の頃だった。
ビデオゲームで遊んでいた時、自分のキャラクターにこのタトゥーを…なぜだか分からないけど、自分のキャラの肩に毎回このトランプのカードのタトゥーを入れてたんだ。
(※エースは袖をめくって肩のタトゥーを見せる)
毎年ビデオゲームの中でそうしているうちに、今の『エース』というアイデアや、今の『エース」というキャラクターについて考えるようになったんだ。
その種がいつも俺の脳裏に焼き付いて離れなかったんだけど、年をとってからトレーニングをするようになって点と点がつながるようになってきてね。
ブルーとパープルは俺の好きな色だ。“ace up the sleeve(とっておきの切り札)”ってアイディアもずっと温めてた。きっと良いキャラクターになると思っていたんだよ。
それでこのキャラクターを始めてみたら、ファンから「おお、そのガンビットのキャラ良いね」って言われるようになってさ。それを聞くたび「What?」って面食らったよ。そんな反応が来るだなんて思いもしてなかったからね。
トレンチコートと杖を見つけ…「ガンビットになりきるぞ」
キャリアを積んでいくうちに、大きなトレンチコートを見つけてね。「マジかよ、これで完璧だ。これはやるしかないぞ」と思ったよ。
そして、棒を…ステッキを見つけたとき「完全にガンビットになりきるぞ」って決心したよ。それで実際にそうしたんだ。
スーパーヒーローは俺に最も影響を与えたものだからめちゃくちゃクールだと思ってるんだ。
だから、当時も自分自身を表現するのに完璧な方法だと思ったんだ。
プロレスラーになる最良の方法は、自分の行動の中に自分自身の行動を落とし込むこと。
それこそが本物のプロレスラーになるために重要な要素なのさ。
『マジシャン』とは思われたくない?
そしたら今度はみんなが俺のキャラクターを『ガンビット』じゃなくて『マジシャン』と思うようになったから、完全にスパイラルに陥ってしまったんだ
冗談半分でマジックっぽい動きを特定のシチュエーションでやってみたりしたこともあったけど…
ああ、その汚点については今はできるだけ避けたいんだ。
なぜなら、誰かにマジシャンの話をするとプロレスラーみたいでダサいと思われることもあったりするからね。
公式戦で高橋ヒロムに敗れてしまったエース・オースティン。
ヒロムとオースティンのSNS上でのやり取りインパクト・レスリングの副社長が反応したこともあり、今後王座戦が組まれることはほぼ間違いないと言っていいでしょう!
ただヒロムには敗れましたが、現IWGPジュニア級王者でありかつてのXディヴィジョン王者である石森太二に対しては大金星を収めています!
試合後のバックステージコメントにて石森が興味深い発言を残しており、今回のオースティンの勝利が今後に繋がる可能性も高そうです!
石森「(※コメントスペースの床へ座り込み)負けだ! 連敗。失速したな。これも金丸のせい…って、バカ野郎!! 俺は人のせいにしねぇよ。
エース・オースティン。やる前から楽しみな一戦だったけど、想像を超えてきたな。ハンパねぇよ。さすが、Xディヴィジョン・チャンプ。
あんなヤツがよ、ゴロゴロいるなら、いまのIMPACT(WRESTLING)は俺がいたときのIMPACTより、ちょっと風景が違ってるかもな。『SUPER Jr.』後にやること増えたよ。
(※立ち上がり)まあ、でもその代わりに、『SUPER Jr.』、2敗したけど、(A)ブロック通過が途絶えたわけじゃねぇ。リボーンしてくよ。(※去り際に)いってぇ~っ…!」
新日本プロレス公式
日本に強烈な爪痕を残しているエース・オースティン…これからもぜひ新日本プロレスに継続参戦して欲しいですね!!