本日のAEWランペイジが放送される数時間前に、番組内でAEW世界王座や自身のキャリアについて重大な発表を行うとTwitterで告知していたCMパンク。
CMパンク
今夜のAEWランペイジの生放送で、AEW世界王座や俺のキャリアについて重要な告知を行う。
そこで明かされたのは、まさかの手術が必要なレベルの負傷の告白と欠場の告知でした。
数日前のAEWダイナマイトで新日本プロレスの棚橋弘至を呼び出し、この後に行われるAEWと新日本の合同興行『ForbiddenDoor(禁断の扉)』での対戦を示唆したこともあり、落胆した方も多いことでしょう。
ただ、今回のランペイジのCMパンクのマイクが悲しくも胸が震える内容だったので、
特に今回のCMパンクの欠場に悲しんだ方々に知っていただきたいと思い、全訳させていただきました。
CMパンク:
今日ここに到着してアリーナに車を停めたとき、身体中の骨が今すぐ引き返せと、妻と愛犬のラリーを抱きしめるに家に戻れと叫んでいたんだ。
…身体中の骨っていうのは、骨折した骨も含めてだけどな(苦笑)。
ただ、俺の脳はここに留まれと言っていたし、ここにいるみんなは説明を受けるに値すると直感的に感じたんだ。
俺が初めてオール・エリート・レスリングに足を踏み入れた時、身体が動かなくなるまでお前たちの為に全身全霊を尽くすと誓ったよな。
良いニュースと悪いニュースがある。さて、お前たちはどっちを先に聞きたい?
俺が最も感じたくないのは、お前たちからの失望だ。お前たちを失望させるようなことは絶対したくなかった。
だから、今までの俺の活躍を見てみんなが失望を感じてなけりゃいいんだけどな…
毎回このリングに立つ瞬間が本当に楽しくてたまらなかった。
リングに上がって、またみんなの前に立つことができる日が来るなんて思ってもいなかったんだ。
悪いニュースはこれだ…俺は怪我をしていて手術が必要なんだ。
(観客、騒然)
いろんなものが壊れちまったよ。一番は俺のハートだ。
なぜなら、みんなの前でパフォーマンスを見せることが何よりも大好きだし、ずっとそれを続けていたかったからな…
これが悪いニュースだ。
さて、次が良いニュースだ。俺はまだまだやれる。
身体が動かなくなるまで全力を尽くす(I would give you my all till the wheels fell off)って言ったが、俺の『車輪』はまだ落ちちゃいない!
(※the wheels are still there,they haven’t fallen)!
車輪のうちの一つが壊れてしまったにすぎないんだ。
俺はもっと酷い状況の中にあったがここに戻ってきた。今日よりも良い気分を味わったこともあれば、もっと酷い気分を味わったこともある。道の途中で転んで怪我しただけだ。死ぬほど痛い怪我だがな。
今すぐプロレスがしたい。みんなのために今すぐにでもプロレスがしたいんだ!
ここに出てくる前に、俺はベルトを保持していたくないとトニーに言った。
俺の役割を引き継ぐに足る素晴らしい選手たちが数えきれないぐらいここにはいるからな。
ブライアン・ダニエルソンや、ジョン・モクスリーのようにチャンピオンにふさわしい人物たちがいる。
俺は誰の邪魔をするつもりはない。
トニーには王座を返上すると言ったが、彼は『僕はCMパンクを信じる。これは事故みたいなものだ』と言ってくれたんだ。
(大CMパンクコール)
時々、自分を卑下してしまうことがある。疑心暗鬼が忍び寄ってきてすべてを台無しにしてしまうこともある。
だが、俺の目の前にいるみんなに一つだけ約束をしよう。もう俺は迷わない。
俺がチャンピオンになったのはそれに足る理由がある。その理由をみんなに証明してみせよう!
より大きく、より速く、より強く、よりハングリーになって帰ってくる。
そしてもちろん…なぜ俺が『The Best In The World』と言われているかを証明して見せよう!!
6月27日に行われるAEWと新日本の合同興行『ForbiddenDoor(禁断の扉)』は、パンクの地元シカゴで行われます。
AEW世界王者として地元に凱旋し、新日本プロレスの象徴であり禁断の扉の象徴でもある棚橋弘至とドリームマッチを戦う…
そんな夢のチャンスを失ったパンクの失望と絶望は、ファンには計り知れないものでしょう。
ただ、パンクの負傷の度合いは分かりませんが、プロレス生命にかかわるダメージではないことだけは分かり安心しています。
クリス・ジェリコも自身のツイッターで、パンクが長期欠場することを明かしています。
※ちなみに、この日のAEWランペイジで解説席に入っていたジェリコはパンクの発言を受けて『ベルトを返上することになってしまった』と語ってしまい、ファンを混乱させたことを謝罪しています
ケニー・オメガを筆頭に、最近のAEWでは負傷をする選手が増えてきています。
幸い選手層は厚い団体ですから、パンクもじっくりと身体を休めて欲しいですね…
ちなみに、今後のAEW世界王座がどうなるのかについても簡単にまとめておきます。
AEW日本公式も今回の一件をツイートしています。
現時点で分かっていることを簡単にまとめると、以下の通り。
- CMパンクが負傷と手術による欠場を発表。それに伴い暫定王座を設置が決定
- CMパンクのAEW世界王座返上はなし
- 来週6月9日のAEWダイナマイトのキックオフでバトルロイヤルを開催
- 勝者が同日のメインイベントでジョン・モクスリーと対戦
- その勝者が6月26日『ForbiddenDoor(禁断の扉)』で暫定王者決定戦に挑む
- 暫定王者決定戦の相手が棚橋弘至になるかは、現時点では不明
残念な展開ですが、こういうハプニングでドラマが生まれるのがプロレスです。
新日本プロレスの選手が暫定王者になるかもしれません。今回のパンクの負傷をきっかけに、予期せぬ選手が名乗り出てくるかもしれません。暫定王者とCMパンクが大舞台で決戦するという展開もあるかもしれません。
いったい誰が新たな暫定王者になるのか、来週のAEWダイナマイトに期待しましょう!