『Forbidden Door(禁断の扉)』で新日本プロレスファンが期待していたシーンの一つは、ルーシュ・ラ・ソンブラ・内藤哲也らロス・インゴベルナブレスのオリジナルメンバーの再集結でしょう。
5月に行われたAEWのPPV『Double or Nothing』で放送されたPVにルーシュが登場したことからも、3人の再集結は秒読みだと誰もが思っていたことでしょう。
そんな中、アンドラーデから衝撃のツイートが投下されました。
アンドラーデ:
俺は新日本プロレスとは働くことができないんだ。
ありがとうCMLL&AAA
アンドラーデがCMLLとAAAといえば、メキシコの二大プロレス団体ですが、その関係は冷え切っていると言われています。
それぞれの団体の選手がお互いの団体に出ることは(ほぼ)ないどころか、CMLLとAAAの選手が他団体で戦うことすら極めて稀なほど、お互いの間には大きな溝があります。
アンドラーデはAEWだけでなくAAAを主戦場にしており、新日本と提携関係にあるCMLLから物言いが入ったのかもしれません。
WCW・TNA・AAAと各団体で活躍し、現在AAAのサポートも行っているコナンも今回の一件についてツイート。CMLLの関与を仄めかしています。
コナン:
新日本プロレスとは何も関係ない。CMLLの不可解な判断によるものだ。
コナンは2021年に行われたインタビューでも、CMLLとAAAの間に大きな壁があることをインタビューで明かしていました。
コナン:
俺はかつて彼らが協力し合えるように手助けしようとしたんだ。だが、そこには自然なパラノイア(被害妄想)があったんだ。
過去に問題があったせいである会社は他の会社を信用しないかもしれないし、その傷がまだ癒えていないかもしれない。
だから、俺はこう言ったんだよ。
「それがどうしたっていうんだ?重要なのは人々に今までとは違ったを提供することだろう。
君たち(CMLL)のチャンピオンがここ(AAA)に来る。こっち(AAA)のチャンピオンはあっち(CMLL)に行くんだ」
向こうのレスラーを連れてきて、こっちで3ヶ月のプログラムをやりつつ、あっちで別のレスラーが活躍をする。そうしたら、お互いが助け合うことになるだろう。
例えば、新日本プロレスがAAAと仕事をしないのはCMLLと仕事をしているからだ。
CMLLは今はもうこの世にいない創業者2人の男の間で起こった問題のために、AAAと一緒に仕事をしないんだよ。
想像してみろよ!創業者の2人にトラブルがあったときなんか、Dorian(AAAのオーナー)はまだ生まれてすらいなかったと思うんだ。もしくはまだ子供だったことだろう。Sofia(CMLLのオーナー)だってきっと子供だっただろうさ。
俺が思うに、二つの団体はお互いのことを知らないと思うんだ。説明しようにも言葉が浮かんでこないんだが。きっと、どちらの団体も過去を引きずっているんだ。
以前”Padrísimo”というイベントが行われたことがあるんだ。テレビ局が2つの会社(AAAとCMLL)を協力させたんだよ。なのに、対抗戦はなかった。自分たちの団体の選手同士が戦っただけだったんだ。マジでさ!
もしお互いの会社が一緒に何かをしたらなんて想像できるか?彼らは何年も国中を埋め尽くすことだろう。
だが、エゴがあるんだ。エゴ以外のファッキンでクソ以外なものは何もないんだ。
CMLLとAAAの間に溝があるのは確かだと思いますが、具体的に何が起こったのか自分もいまいち把握しきれていません。
調べた限りでは、創業者同士にかなりのいざこざがあったようですが…
時間がある時に、CMLLとAAAの関係についてはじっくり調べてみようと思います。