今の日本で問題になっている「転売」。一部の人々によって商品が買い占められてしまい、欲している人の手に渡らないこの現象は今社会現象となっています。
自分も欲しかったガンプラが転売ヤーのせいで買えなかったことが多々あり、何度涙を呑んだことか…!
プロレス業界も例外ではありません。会場限定のグッズや選手のサイン入りのグッズ、時には選手の偽物のマスクが本物のかのように販売に出されることもあるなど、常識を疑ってしまうようなものがメルカリなどのオークションサイトに並ぶこともあります。
また、選手の滞在するホテルや試合終了後の会場で選手の出入りを狙う「出待ち・入り待ち」も問題になっています。
新日本プロレスでは公式に「出待ち・入り待ち」を禁止してますが、それでもこういった行為は止むことはありません。
この「転売」や「出待ち・入り待ち」は、どうやら日本だけの問題ではなさそうです。
AEWにて現在解説やマネージャーとして活躍するタズが、出待ち転売ヤーに対してTwitterで怒りのコメントを残しました。
ホテルで「偽のファン」に出待ち+サインを求められたタズ
タズ:
昨夜ホテルで偽のファンがプロレスカードの束を持って近づいてきた。俺のカードにサインを求められたんだ…。
俺は「嫌だよ。お前はこれを転売するつもりなんだろ」と言ってやった。
ソイツは「いいえ、そんなことはないですよ」と言い、それでもサインするようにしつこくカードを渡してきた。
だから言ってやったんだよ。
「お前が持ってるのはウォードローのカードだぞ」って。そしたら「ああ、すみません。それであなたの名前を聞いてもいいですか?」だとさ。
「さっさと失せろ」と言ってやったよ。ホントいい時代になったもんだよな
こういう奴は会場にも来ないし、本物のファンじゃない
このタズのツイートには予想以上の反響が集まりました。リプ欄には様々なコメントが寄せられることとなりました。
ファンからのリアクションを受け、タズは再度ツイートを投稿。
サインを求められた時の詳しい状況や、そういった「偽のファン」に対する考えを述べたのです。
タズ:
詳しい説明をする必要がありそうだ。
俺が言いたかったのは、ホテルや空港で俺たちの出待ちをするような奴らは、大抵の奴がチケットを買ってショーを見に来ることもない、本物のファンとは言えない存在ということ。個人的な意見だけどね。
そういう奴らはサイン入りのグッズをオークションサイトでたくさん売りさばこうとしやがるんだ。
俺達の事なんてまるで知らないくせにグッズを持って近づいてきたこの男に、俺はまるで認識されていなかったわけだ。(まぁ、別に誰に認識されていようがいまいが俺には心底どうでもいいことだけど)
…というわけで、俺のツイートは「偽物のファン」を指摘するためのものだったんだ。
その後…
「偽物のファン」に対して憤りを露わにしたタズ。
ですが、その後とあるファンからのリプライに対して実に茶目っ気のある対応を行いましたw
ファン:
タズ、このウォードローのカードにあなたのサインをもらえないかな?w
今もなおコロナの猛威は収まっておらず、選手たちは現在も大きな制限を受けながら巡業や試合を続けています。
そんな状況で「出待ち」をする気持ちが分かりませんし、しかもそれが転売目的となるともはやその人の常識を疑いたくなります。
特に新日本プロレスの中ではエル・デスペラード選手やタイチ選手が「転売」や「出待ち・入り待ち」について過去に何度か苦言を呈しています。
どれだけ会社や選手が注意喚起をしても、こういった行為がなくならないのが本当に歯痒い…
特に「転売」については法整備も含めた解決を図って欲しいところ。なかなか難しいですね…