AEW×新日本の合同興行(前売り)完売記念!AEWの大会チケット完売の歴史3選

AEWと新日本の合同興行『FORBIDDEN DOOR』

本日チケットの前売り販売が開始されましたが…

なんと前売りチケット11,000枚以上が40分で完売になったそうです!

一部のチケット(約2,000枚)は明日の一般販売に回されるそうですが、おそらくこちらも即完売になることは間違いないでしょう!

まだ当日のカードも発表されてないのにも関わらずこのチケットの売れ行き。海外でどれだけこの合同興行が期待されてるかが分かります。

ニュースとしては以上ですが、これだけでは記事として味気ないので、

自分が印象に残ってるAEWの大会チケット完売を3つほど取り上げさせていただきます!

それでは、いってみましょー!!

目次

記憶に残るAEWの大会チケット完売の歴史3選

AEW ランペイジ: The First Dance(2021年8月2日) 

最初にご紹介するのは、AEWのメイン番組であるAEWダイナマイトに続くサブ番組AEWランペイジの初回放送。

「The First Dance」の目玉はCMパンクの7年ぶりのプロレス復帰。会場であるユナイテッド・センターがCMパンクの地元シカゴということもあり、

14,000枚近いチケットが、なんと4分で完売したと言われています!

これだけでも十分すごいのですが、もう一つ驚くべき点が。

先ほど大会の目玉であると言ったCMパンクの復帰ですが…

この大会にCMパンクが出場するかどうかも、そもそもパンクが本当にプロレスに復帰するかどうかもまったく明かされない状況でのチケット完売だったのです!

プロレス界の歴史に残るであろうCMパンクの復帰の瞬間ですが、パンクの入場曲「Cult of Personality」が流れてパンクが姿を現すまで、会場のファンは最後までパンクが現れるかどうかが分からない状況のままでした。

これでもしCMパンクの復帰じゃなかったらと想像すると…震えますね。

「The First Dance」のチケット販売について、パンクも後日インタビューでこのように語っています。

ちょっとずるかったよな。

シカゴは地元ではあるけど、俺の復帰の噂だけでユナイテッド・センターのチケットが完売し、実際に復帰して会場からの愛を感じることができたなんて、本当に信じられないよ。

実を言うと、そのことにまだちょっと圧倒されてるんだ。

ESPN SportsNation

このパンクが復帰したシカゴのユナイテッド・センターは、今回のAEWと新日本の合同興行「FORBIDDEN DOOR」の開催される会場です!

シカゴは世界の中でも生粋のプロレスファンが集まる言われている街。
今からファンのリアクションが楽しみですね!

AEW Double or Nothing(2019年5月25日)

次は、AEW旗揚げ大会となる「Double or Nothing」を紹介。

  • 世界が大注目するプロレス団体の旗揚げ
  • 会場がギャンブルの聖地ラスベガス
  • 前身となるイベントの名前が「All In(全賭け)」

大会名も「Double or Nothing(イチかバチか)」と、AEW旗揚げメンバーの覚悟を示すような名前となっています。

今大会の目玉は何と言ってもケニー・オメガとクリス・ジェリコの再戦!

全世界を揺るがし、ある意味最初の「禁断の扉」が破られることになった、あの2018年の東京ドームの再戦がメインイベントにラインナップされていました。

チケットは11,600枚用意されていたとされますが、このチケットも4分で完売したと言われています!

イベント自体も大盛況で、中でもコーディ・ローデスとダスティン・ローデスはこの日のベストマッチと言われています。お互い大流血する鬼気迫る死闘となりました。

試合後のコーディがダスティンにむけて放ったマイクが、ファンの心をつかみ話題となったのを覚えています。

“I don’t need a partner… I don’t need a friend… I need my older brother!”

パートナーなんていらない。友人だっていらない。俺に必要なのは兄さんだけだ!

またメインイベント終了後には、WWEを退団したばかりのディーン・アンブローズ(現ジョン・モクスリー)がまさかのサプライズ登場!試合後のケニー・オメガと大乱闘を行いました。

モクスリーの登場に観客も大爆発!今後への期待感を残したまま、AEWの旗揚げ興行は大盛況のままま幕を下ろしたのでした!

「Double or Nothing」の主役の一人だったコーディは残念ながらWWEに移籍してしまいましたが、ジョン・モクスリーはまだまだAEWと新日本をまたにかけて大暴れ中。

この後行わえるアメリカ大会でもUSヘビー級王座を巡る4WAYマッチを行うことが決まっています。

個人的には、今回の合同興行で棚橋弘至とモクスリーのシングルマッチが行われるのを期待しています!!

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ALL IN(2018年9月1日)

最後に紹介するのは、AEWはすべてここから始まった!コーディとヤングバックスが行った自主興行の「ALL IN」です。

プロレス界の未来を変えることになったこの「ALL IN」

2017年5月のとあるファンのツイートに、レスリング・オブザーバーデーブ・メルツァーとコーディが反応したことからすべてが始まりました…!

ファン:ROHってMSGクラスの一万人規模の会場を埋められる?

メルツァー:すぐには無理だね

コーディ:その賭け乗ったぞデイブ。俺とバックスってカードに最大の倍率に賭けて、3ヶ月でそれを実現してやる。

当時のアメリカでは、WWE以外の団体が1万人規模のアリーナで興行を行うのは無謀と言われていました。コーディとヤングバックスはその無謀な賭けにまさに「ALL IN(全賭け)」したのです。

チケット販売開始前の記者会見では、コーディやヤングバックス以外にケニー・オメガやあのオカダ・カズチカ、当時フリーだったレイ・ミステリオの参戦が告知されました。

その会見の後にチケットが販売開始。試合カードについてはもちろん発表前ではありましたが…

約10,000枚用意されたと言われるチケットは、40分ほどで即完売!

当時のBEING THE ELITE(※ヤングバックスやケニーが行っているYouTube番組)でも、チケット完売に喜ぶコーディたちの姿がカメラに収められています。

今まで実現することのなかったオカダ・カズチカとマーティ・スカルのシングルマッチや、「ALL IN」当日に別会場で音楽ライブを行っていたはずのクリス・ジェリコが乱入したりと見どころが盛りだくさん!

WWEやWCWといったメジャー団体ではない人物や会社が開催・主催したアメリカでのプロレスイベントとしては、1993年以来最大の観客動員数を記録したそうです!

このイベントでコーディとヤングバックスに目を付けたのが、今のAEW社長であるトニー・カーン。

まさに、コーディやヤングバックが全てを賭けたチップが、思わぬ形で戻ってくることになるのでした…!


色々振り返ってみましたが、AEWやケニーたちeliteを追いかけてきた自分としては「FORBIDDEN DOOR(禁断の扉)」の開催は本当に感慨深いです。

特に、「ALL IN」の開催がなければ、AEWというプロレス団体は間違いなくこの世に存在しなかったでしょう。

ケニー・オメガは依然新日本に所属していたかもしれませんし、コーディは即WWEに復帰していたかもしれません。

クリス・ジェリコは音楽活動に専念してプロレス業界から半引退状態。CMパンクがプロレス界に復帰することもなかったかもしれません。

今のプロレスとは違った光景が転がっていたと思います。そう思うと、プロレスというエンタメにはやはり「天運」というものがあるのかもしれませんね。

そんな巡り合わせの一つの到達点である「FORBIDDEN DOOR(禁断の扉)」のチケットの即完売、本当にうれしく思います。熱心なプロレスオタクが集まるシカゴなので、盛り上がりについては心配する必要はないでしょう。

ここからどんどん因縁が生まれていき、試合カードも決定していくと思います。

今後の展開を楽しみにしましょう!!

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