明日、同時刻の番組放送で直接対決を迎えるAEWとWWE。
AEWはアダム・コープランド(エッジ)のデビューマッチをメインに据えて、冒頭30分のコマーシャルフリーと10分の放送延長、放送前の「BUY IN」でエディ・キングストンvs鈴木みのるを組むなどの試合重視のカード編成を発表しています。
対するNXT(WWE)は、コーディ、ジョン・シナ、アスカ、ポール・ヘイマンのゲスト出演に、アンダーテイカーの登場を匂わせ、さらに番組前半1時間のコマーシャルフリーを発表するなどとにかく豪華なスター目白押しの編成になると発表しています。
SNS上でも明日はどちらの番組をリアルタイムで見るかがファンの間で話題になっていますが、レスラー本人は今の状況をどう考えているのでしょうか?
AEW側の主役であるアダム・コープランドがMasked Man Showのインタビューにて、2つの番組が競い合う現状について語りました。
アダム・コープランド:
『俺はこっちしか見ない、俺はこっちしか見ないぞ!』なんて誰が気にするんだ。これはすごいことだよ。
両方のショーが互いに負荷をかけ、想像しうる限り最高のショーを行おうとしているという事実だけで面白くないかい?俺が本当に気にかけているのはそれだけさ。
自分が出演するパートは一瞬も目が離せなくて、他の番組に浮気されないショーになるように努力するよ。それが俺の唯一の仕事だ。
視聴率なんて時代遅れだ。録画されたり様々な方法でどちらも視聴されると思うね。実に面白い状況だ。かつてナイトロ(WCW)とRAW(WWE)を行ったり来たりしたのを思い出すよ。よく似た状況だ。
それが悪いことだとはまったく思わない。素晴らしいことだと思う。俺たちパフォーマー自身には、おかしなトライバリズム(部族意識)みたいなものは一切ありはしないんだ。
どんな業界でも競争はつきものだけど、俺は彼らの幸せを祈ってるし、彼らも俺たちの幸せを祈ってくれてる。
選択肢があって、他社の存在を脅かすカンパニーがあるときこそ、最高のものが生まれるものだよ。