サプライズではなく、純粋に内容で観客を魅了したとえる新日本プロレスの大阪城ホール大会。
そんな中で起こったサプライズと言えば、
ザック・セイバーJr.がバックステージコメントにて正式にブライアン・ダニエルソンに挑戦を表明したことでしょう。
今回は、そんなブライアン・ダニエルソンがザックへの対戦の意思を示していた過去のインタビューを何点か紹介します!
※これ以外にも言及しているインタビューがあれば追記予定です
2021年9月(ブライアンのAEW参戦直後)
ブライアン・ダニエルソン:
AEW以外でやりたいことが1つある。イギリスでザック・セイバーJr.とプロレスがしたいんだ。
おそらく最も有名なプロレスジャーナルはデイブ・メルツァーのレスリング・オブザーバー・ニュースレターだよな?
俺が(WWE在籍時に)引退を余儀なくされた後、俺が何年も連続で受賞していたこともあって、レスリング・オブザーバーはベストテクニカルレスラー賞をブライアン・ダニエルソン賞と改名したよな。
(※注 レスリング・オブザーバーは毎年レスリング・オブザーバー・アワードと称して、レスリング・オブザーバー購読者による各分野でその年最もすごかった選手・スタッフ・団体の投票を行っています。ブライアンが触れているのもその賞の一つです)
まぁ、今はザック・セイバーJr.が7年連続で受賞しているんだけどね。
そのうち何年かは俺が引退していたタイミングだったけど、俺が復帰してからも彼はベスト・テクニカル・レスラー賞を受賞し続けているんだよ。
ザックの反応
実はこのブライアン・ダニエルソンの発言のすぐ後に、ザックが(おそらくこの発言に対して)噛みつきました。
この当時の新日本ではG1クライマックスが行われていました。
鷹木慎吾に勝利したザックは、ブライアン・ダニエルソンのかつてのリングネームである『アメリカン・ドラゴン』の名前を挙げて、彼を煽っていたのです。
ザック「チョーゲンキヨ! 開幕戦の相手と今日の対戦相手、いまに2人は同じ病院の同室で隣のベッドに横たわってるかもな! 2人とも引退した方がいいんじゃないか。
でも俺は『G1』を優勝し、IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くまでは絶対に諦めない。いまの俺はノリに乗ってる。
ZACKY BIG TEKKERS! THE HUMAN UDON NOODLE! THE WINDY MAN! THE LONG MOVER! ZACKY BIG BLOODY TEKKERS! いまの俺は無敵だ!
これで“ジャパニーズドラゴン”は始末したわけだが、“アメリカンドラゴン”はどこだ!? どこに隠れてるんだ!?
新日本プロレス
2021年11月
ザック・セイバーJr. の試合はよく見てるよ。とても好きなレスラーだ。
というのも、WWEに参戦する前に俺はさまざまなサブミッションを組み合わせたとてもテクニカルなプロレスをやっていたんだよ。
でも、ザックのプロレスを見れば見るほど彼は“Woah…”って感じでさ。
俺がかつて最高にクールだと思ってやってたもの、彼は易々と吹き飛ばしていたんだよ。
2022年5月
https://www.si.com/wrestling/2022/05/27/aew-double-or-nothing-bryan-danielson-interview?
(『Forbidden Door(禁断の扉)』で戦いたい相手について)
オカダとはぜひ戦いたいね。
でも、ザック・セイバーJr.のことも頭から離れないんだ。
彼と戦って、どちらが世界最高のテクニカル・レスラーなのかをぜひ確かめたいんだよ。
俺たち2人は全く異なるスタイルのテクニカル・レスリングの技術を持っている。
2008年に対戦したときのザックはまだまだ若手だったが、そのときの彼にとても感銘を受けたのを覚えてるよ。
彼は本当にアメイジングなレスラーに成長したよね。彼以上のテクニックを持ったレスラーなんて見た記憶がないよ。
ザックはどう思うかは分かりませんが、ブライアンはザックのことを心の底からリスペクトしていることが伺えます。
ザックとブライアンの戦いは、正真正銘テクニックレスラー世界一決定戦になるといっても過言じゃありません。
個人的に欲を言うなら、『Forbidden Door(禁断の扉)』で因縁を作ってもらって、新日本かAEWの特番(PPV)のメインイベントで心行くまで二人のシングルマッチを楽しみたい想いがあります。
ザックが名前を挙げたということは、近々ブライアンからも返答があることでしょう。
その瞬間が楽しみです!!