クリス・ジェリコが自身のpodcast『Talk Is Jericho』にて、ジェリコ・アプリシエイション・ソサエティの仲間であるジェイク・ヘイガーにWWE在籍時に命を救われたことを明かしました。
2012年のWWE在籍時、アラブ首長国連邦にツアーで訪れたジェリコとヘイガーの2人。
2人は試合がない時はクラブに出かけていたようですが、そのクラブの常連客がお客さんに掴みかかるほど怒鳴り叫んでいたようです。客の態度にむかついたジェリコは、その男に体当たりして黙らせようとしたらしいです。
数時間後クラブを出た二人をその男と友人たちが待ち伏せしていました。
頭に血が上った男は自身が富豪であることを自慢し、ジェリコの首に懸賞金をかけると脅してきたそうです…!
ジェリコによると
『俺のオヤジはこの国の27%の株を持つ大株主だ。だから、お前の首に懸賞金をかけてやるよ。
24時間以内にお前はぶっ殺されて、俺はそいつらに700万ドル(約6億円)払うことになるぜ』
と言われたそうです。
事態がエスカレートしてきたことを感じたジェリコは喧嘩の覚悟を決めたようで、ホテルのキーを指に挟んで戦いに備えていたようです。
ただ、そんな彼を止めたのがジェイク・ヘイガーでした。
手を出そうとしたジェリコをヘイガー「やめとけよ。ここはワイルド・ウェストだ。本当に殺されるぞ。暴れたお前を縛り上げるだろうし、吊し上げられることになる」と言って止めたようです。
ジェリコ自身もヘイガーのおかげで思いとどまったことを認めています。
「俺がホテルのカギを使ってバカみたいな大立ち回りをしなくて済んだのは、ジャックが止めてくれたおかげだ。もしジャックが止めなかったら戦ってただろうし、その結果どうなっていたか分からない。
プロレスの理屈で言うなら、ジェイク・ヘイガーは俺の命を救ってくれたと言えるな」
本物の富豪が多いと思われる中東で「懸賞金をかけてやる」なんて言われるなんてホント洒落にならないですよね…
ジェリコとヘイガーが無事で、本当に良かったです…
……………ちなみに、過去のpodcastにてこの事件のオチをジェリコは話しています。
ジェリコ:
かなりクレイジーな24時間だった。さすがにその日はナーバスになっていたよ。
そしてその時は24時間が過ぎ去るのを待つためにホテルで待機することにしたんだ。
まぁ、しばらくしたらすぐにそのクラブに行ったんだけどなw
クラブに行ったら、用心棒に『まだ生きてるみたいだな』と言われてね。
俺たちは「そうだな、用心しといた方がいいか?」って聞いたんだよ。
そしたら『あのクソ野郎はいつもそう言うから安心しろって。
アイツの父親はこの国の27%を所有してるとか言ってるけど、この先のガソリンスタンドを経営しているだけなんだから』って用心棒に言われたよ。
おかげ俺は暗殺されずに済んだけど、当時はホントに殺されるかもしれないと思っていた。
ジャックが俺の背中を押してくれたんだ。
脅迫されたあとにまたクラブに繰り出した二人の度胸が凄い!
ホント、二人が無事でよかったですね~w