プロレスラーにとって、巡業はつきもの。その中でもWWEの移動はとにかく過酷と言われています。
大変とは聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は2020年にクリス・ジェリコが自身のPodcast「Talk is Jericho」にて、WWEとAEWの移動の違いについて語っていた内容を翻訳!
どうやらWWEと違い、移動費についてはすべてAEWが負担しているそうです。
また最後に、海外のニュースサイトがまとめていたWWEの移動の過酷さについても簡単にご紹介!
「WWEの選手、すげぇ…」となること間違いなしです。
WWEの選手は巡業が大変というが、AEWはどうなのか?
ジェリコ「WWEは車・ホテルの手配は自己責任かつ自己負担。嘘みたいだろ?」
クリス・ジェリコ
今でもWWEでは『飛行機のチケットはこれだ。デトロイトに飛んでほしい。デトロイトで試合をしたら、シカゴ、ケープジラード、セントルイスを回ってくれ』といった形で話が来る。
だからまずはデトロイトでレンタカーを借りて、セントルイスで車を乗り捨てなきゃいけない。
当然ホテルの部屋も自分で探さなければならないし、乗り捨てに適した金額のレンタカーも手配しなければいけない。
しかも、手配したものはすべて自己負担になるし自己責任だ。移動に関するすべてがね。
『冗談だろ?本当にそんなことをしなきゃいけないのかよ?』って感じだよな。
そこがWWEとAEWの大きな違いだよ。
ジェリコ「AEWは移動にかかる費用をすべて負担してくれる」
具体的な話は難しいが、WWEで20年間経験しなかったことをAEWは実践してくれている。
どんなスポーツチームも行っている、移動にかかる費用を負担してくれるっていう単純なことでさえもね。
ジャクソンビル・ジャガーズ(※NFLのチーム)がセントルイスで試合をする場合、ホテル代は当然支払われるし、『これが移動費だ』とか、『これがチームバスの出迎えと移動費だ』とか用意もしてくれる。
まあ、そんなもんだよな。普通なら考えもしないことだろう?
ここAEWでもおなじさ。
WWEでは決してそんなことはないんだけどね。
※参考:WWEの移動の過酷さについて
参考サイト:TheSportster
- 基本、休日・祝日という概念はない
- 会場への移動手段は自分で確保しなければいけない
- ホテルも自分で探す
- 番組やPPVが終わった夜遅くに次の会場に移動しなければいけない
- 移動の際の食費もすべて自己負担
- 飛行機代だけはWWEが出してくれる
- もし番組で起用されていなくても、会場には行かなければならない
- 現地でトレーニングするためのジムも自分で探す
- 半日~1日でアメリカから海外を行き来するときもある
- 移動先を楽しむ時間はほとんどない
- 選手によっては1週間で4つの番組収録をこなさなければならない
- 家にいられるのは一週間によくて2~3日
- 選手は個人事業主になるため、労働組合を作れない
- もしインタビューやトークショーに出ることになっても追加の旅費は出ない
- 選手以外のスタッフが飛行機で寝ていると、ビンスにキレられる
AEWの社長であるトニー・カーンは、NFLチームの「ジャクソンビル・ジャガーズ」やサッカークラブの「フルハムFC」のオーナーでもあります。
きっとプロスポーツチームの運営経験があるからこそ、AEWの就業環境についてもしっかりしたいと思ったのかもしれません。
そして、今回改めて調べてみましたが…WWEのスケジュールは本当にとんでもないですね!!!
- 移動の手配はほぼすべて自己負担・自己責任
- 超過密スケジュールで試合や番組収録
- スケジュールによっては国内外を行き来
- 試合終了後すぐに別の会場へ移動
- 選手によってはさらにPRイベントに参加
- そんな中でも肉体を維持するためにトレーニングを欠かさない
これからもWWEの選手にケガがないことを祈ります…