ブライアン・ダニエルソン「オカダ・カズチカとの試合は楽しかった」試合中に骨折を負ったブライアンはどう試合を乗り切ったのか?

2023年6月に行われたAEWと新日本の合同興行『禁断の扉』のメインイベントでオカダ・カズチカと対戦したダニエルソン。ブライアンはオカダのエルボードロップで腕を骨折してしまいましたが、さらに10分間試合を続け、辛くもオカダからタップアウトによる勝利をもぎ取りました。

ただ、勝利の代償は大きくブライアンは最低でも10月までは試合復帰はできないと噂されており、プロレスの歴史にも残るであろう一大イベント『ALL IN』で戦うことは(おそらく)できません。

妻のブリー・ベラと共にポッドキャスト番組The Nikki & Brie Showに出演したブライアンは、これまでのAEWで一番好きな試合について質問を受けました。彼は特定の好きな試合はなくその時々の試合を楽しむだけであり、AEWでの多くの試合を楽しんできたと語り、オカダとの試合中に負った骨折についても触れました。


ブライアン・ダニエルソン:

彼はトップロープから俺にエルボードロップを見舞ってきた。それで俺の腕が折れたんだ。 折れた腕でさらに10分間闘ったけど、医者によるとそのせいで更に具合が悪化したらしい。でも、難しいことをやることにはある種の喜びを感じるんだ。
それがダメージを増やす原因となったとしても、それが起こったことで得られた価値は起こらなかった場合よりも大きいと感じるんだ。

もしやり直すことができるなら、俺の腕が折れることはなかったと願いたい。そして、ウェンブリーでの『All In』に出場したかった。プロレスの歴史の中で最も大きなプロレスの観客を集めるものになるだろうし、腕がまだ治っていないせいで俺はその一部として参加できないんだ。

ただそれはそうなんだけど、確かに試合をやり直すことができたとしても腕が折れることを望むことはないよ。
でも、骨折が起こったことで俺がそれをコントロールできなくなり、試合そのものに対する自分の感情にさらなる意味を持たせることができたと感じてるんだ。しかも、折れた腕で記者会見を行ったしね。

その時、どれだけ悪い状態だったのかはわからなかった。断食をすることが多いんだけど、断食には多くの健康効果がある。自分を不快な状態に置いたり、不快なことをやったりすると『やっちまった』って感じじゃなく『なら、こんなことはできるかな?』って思えるだ。

例えば、断食をしているときや骨折した腕と格闘しているときだ。痛みや飢えに耐えながらでも良い姿勢を貫くことができるだろうか?そういうことを自分に言い聞かせるんだ。

何かを振り返っているときと、その瞬間に何かを体験しているときで言うなら、そういう試合がすごく好きなんだ。

その点、オカダとの試合は実に楽しかったよ。


オカダ・カズチカは8年ぶりのギブアップ負けという屈辱を、ブライアン・ダニエルソンは骨折によりプロレス界最大のイベントに出場することは叶わないという無念を。お互いこれで決着とは思っていないでしょう。

個人的には、東京ドームでブライアン・ダニエルソンとオカダ・カズチカのリベンジマッチが見たいところ!

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