トニー・カーン「ロッキー・ロメロとは何百回も電話した。彼無くして『禁断の扉』の実現はなかった。彼には感謝しかない」

※新日本プロレスの舞台裏に関わる内容です。もしそういった話題が苦手な方はブラウザバック推奨です。

ようやく実現までたどり着いた新日本プロレスとAEWの合同興行『Forbidden Door(禁断の扉)』。

とはいえ、大会が実現するまでに多くのアクシデントがありました…

AEW側はCMパンクやブライアン・ダニエルソン筆頭に相次ぐ選手の負傷欠場、新日本側も大会の直前に石井智宏や高橋ヒロムの欠場や村田晴郎の実況欠席が決まるなど、まさに波乱の連続。
『禁断の扉は呪われた扉だった』なんてファンから揶揄されるほどアクシデントが多発しました…

また、今もまだコロナの影響が強く、日本とアメリカの行き来は簡単ではありません。
双方の団体の選手の状況把握や、試合に至るまでの物語を作るだけでも相当な苦労があったと思われます。

そんな中で『禁断の扉』開催を実現まで漕ぎつけたのは、AEW・新日本双方の裏方のスタッフたちが尽力してくれた結果なのは間違いないでしょう。

『Forbidden Door(禁断の扉)』終了後の記者会見にトニー・カーンが、今回の大会の実現に貢献してくれた功労者を称えました。

今回の大会の実現には、ロッキー・ロメロの存在無くしてあり得なかったようです…!

なお、今回の内容はプロレスの舞台裏に関する話題となります。
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目次

潜水艦のミッションキーが2つあるような安心感があった

トニー・カーン:

これでようやくショーが終わったところだけど、潜水艦の映画で例えるならミッションキーが2つあるのと同じようなもの状態だった。

現場にいると、僕が船長みたいなものだと思うんだ。
でも、同じキーを持つ人がそばにいていろいろなことに拒否権を行使できたみたいな感じさ。

だから、僕たちは色々なことを準備して、ここアメリカから指揮してきたんだ。

外道には本当に貴重な意見をもらった。彼に直接会えたのは本当に喜ばしいことだったよ。

パンデミックの中、共通の友人であるロッキー・ロメロを通じて、(AEWと新日本の間に)このようなパートナーシップを築くことができたんだ。

ロッキーとは何百回も電話をした。この大会の実現に最も責任感を持っていた人物だ。

一緒にこの大会を運営していくのは本当にクールな経験だったよ。

こんな状況下において、僕が何百時間も電話で話したことがあり、ずっと話し合いの様子を見守ってくれていて、今夜死に物狂いで試合をして、このイベントを実現できた大きな理由である人ほど、このクールな経験を詳しく説明することができる人はいないかもしれないね。

ロッキー・ロメロはそれにふさわしい選手だよ。

彼は僕と外道の間に立って何百回も何百回も電話やメッセージをやり取りしてくれて、彼自身もアイデアを出してくれて、誰よりもこのイベントに責任を背負ってくれた人物だ。

ロッキー・ロメロがいなかったら、今こんな風に会見してることはなかっただろうね。
僕は心の底から彼を尊敬している。だからロッキーに感謝しかないよ。

彼と一緒に仕事ができてよかったし、お互い助け合いながら仕事をしてきた。
ロッキーが側にいてくれて、彼は僕に(アイデアや)フィードバックをくれていたんだ。

『禁断の扉』の開催はまさにチャレンジだった

これは『喜び』と言えるんだろうね。
お互いに怪我があったりして、大きなチャレンジだったと思う。

昨夜、外道に会ったとき、僕が言うのもなんだけど彼はこう言ったんだ。

「高橋ヒロムの件や色んなチャレンジの件で申し訳なかった」と彼は言ったんだ。

だから僕も「CMパンクとブライアン・ダニエルソンに申し訳なかった、でもきっとショーは上手くいく、どちらの会社にとっても最高のショーになると思う」と言ったんだ。

僕は僕たちが今夜成し遂げたことを本当に誇りに思うし、新日本がやったことも誇りに思うよ。

AEWと新日本が一緒になって最高の夜を過ごせたのはロッキー、君なしでは不可能だったんだよ。


コロナの影響がようやく収まりつつある今、新日本プロレスは本格的に世界進出を行っていくことでしょう。

選手として表立って新日本の世界展開を引っ張っていくのがジェイ・ホワイトとウィル・オスプレイなら、裏方として引っ張っていくのはロッキー・ロメロでしょう。

コロナの影響から脱しつつある今、今後よりロッキー・ロメロの力が必要になることは間違いないでしょう!

ここから攻勢に出るであろう新日本プロレス。
はたしてここからどんな面白い展開を見せてくれるのでしょうか…!

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